いい買い物に、根拠を。

NASの選び方

4ベイNAS 10機種比較|写真アプリ・処理能力・LANから選ぶ

4台のHDDを搭載するNAS本体を比較します。先に使いたいアプリと必要な転送速度を決め、対応するグループでCPU・メモリー・拡張性を確認しましょう。HDDの容量とRAID後の実容量、本体以外の費用は別にそろえて比べます。

必要なLAN環境と使い方から選ぶ

4ベイNAS 10機種比較|写真アプリ・処理能力・LANから選ぶ
商品HDD用ベイ有線LAN標準メモリー選ぶ理由
10GbEで制作素材を扱う
4ベイ2 x 10GbE8GB DDR4 (expandable to 64GB)10G接続を2ポート使う
4ベイ1x 2.5GbE, 1x 10GbE8GB DDR5 (expandable to 64GB)Intel構成と10Gを選ぶ
5GbEと複数M.2を活用する
4ベイ5GbE×2CPU/メモリー構成を購入時に指定5G LANとM.2を組む
2.5GbEでアプリ・拡張を組み合わせる
4ベイ2.5GbE×2/5・10GbEは対応PCIeカード別売8GB拡張性を残す制作向け
4ベイ2 x 2.5 Gigabit Ethernet (2.5G/1G/100M)4GB (1 x 4GB)(最大 16GB (2 x 8GB) )HDDと複数M.2を使い分ける
4ベイ2.5GbE×24 GB DDR4 ECC SODIMM (4 GB (4 GB × 1) pre-installed)複数アプリとECCを重視
4ベイ1GbE×1、2.5GbE×12 GB DDR4 non-ECC写真管理を4ベイへ広げる
4ベイ2.5GbE×14 GB DDR4 non-ECC SODIMM基本の4ベイと2.5G
2.5GbEで保管と共有へ絞る
4ベイ2.5GbE×1 + 1GbE×14GB(増設不可)写真・文書を4台のHDDへ
4ベイ1 x 2.5 Gigabit Ethernet (2.5G/1G/100M)2GB DDR4保存中心の4ベイを選ぶ

全10機種を保持した条件比較です。LAN規格値をHDDの実測速度へ置き換えていません。HDDなし本体とHDDセット、CPU・メモリーの異なる構成を同価格として比べないでください。

リサちゃんとピクくんと整理しよう

4ベイは最初から全部埋める?

リサちゃん

四台分のHDDまで買うと予算を超えそう。

ピクくん

対応方式なら少ない台数で始められる機種もある。後からどのRAIDに移れるか、どの容量を追加できるかを確認して計画しよう。空きベイがあるだけで自由に増設できるわけではないよ。

動画編集はNAS上で直接する?

リサちゃん

大きな動画を全部NASで編集したい。

ピクくん

映像のビットレート、同時に読む本数、LAN、ディスク構成で必要な性能が変わる。作業中はPCのSSD、終わったらNASへ保管という分担も考えられるよ。

大容量になるほどコピー先も大きい

リサちゃん

20TBくらい使える構成が欲しい。

ピクくん

その中で失いたくないデータをどこへ戻せるようにするかも決めよう。大容量NAS本体だけで予算を使い切ると、別コピーを置けなくなるからね。

転送と写真整理、速いNASは同じ?

リサちゃん

10GbEなら写真の顔認識も速い?

ピクくん

大きな素材をPCへ送る帯域と、NAS内で写真を解析する処理は別。後者はCPU・メモリー・アプリの実装にも左右される。LANが速いだけで全作業の一位にはならないけれど、大量転送が目的で環境を用意できるなら高速LAN機を先に比べよう。

リサちゃん

下の基本機は安ければ同じ目的に使える?

ピクくん

必要な処理とアプリを満たす場合の候補だよ。仮想化や複数アプリを動かす目的なら、基本機の価格を理由に処理能力の不足を見過ごさない。x86/ARM、メモリー増設、映像変換の条件まで確認して絞ろう。

家族の写真だけなら、何を確認する?

リサちゃん

自分と家族で写真を自動保存したい。

ピクくん

それぞれのスマホで自動保存が続くか、個人写真と共有写真を分けられるか、退会したアカウントの写真をどう残すかを見よう。写真アプリの便利さを選ぶ場合も、最初に何万枚も取り込む処理の余裕を確認したい。

リサちゃん

容量が足りれば一番小さいメモリーでもよい?

ピクくん

保存容量とメモリーは別物。別アプリも同時に使う予定なら増設可否が役立つ。買ってから用途を増やすつもりがある人は、固定メモリー機との違いを先に比較しよう。

条件が決まったら、同じ条件の候補へ

必要な容量と接続方式に合う記事から、購入する型番を絞りましょう。

条件に合う商品の特徴と注意点

10GbEで制作素材を扱う

NASだけでなくPC・スイッチ・ドライブ構成も10GbE用途に合わせます。

  • NASync DXP4800 GTのメーカー掲載画像
    UGREENNAS・ネットワークストレージ
    商品情報を見る

    NASync DXP4800 GT

    10G接続を2ポート使う

    10G接続を2ポート使う

    10G接続を2ポート使う

    新しいDXP4800 GTは2つの10GbEポートを搭載。大量の制作素材を扱い、複数の高速接続を設計したい人向けです。

    HDD用ベイ
    4ベイ
    有線LAN
    2 x 10GbE
    標準メモリー
    8GB DDR4 (expandable to 64GB)
    選ぶ理由
    10G接続を2ポート使う

      確認しておきたい点旧PlusからCPUも変わります。使いたい映像・仮想化アプリの条件を先に確認。

    • NASync DXP4800 Plusのメーカー掲載画像
      UGREENNAS・ネットワークストレージ
      商品情報を見る

      NASync DXP4800 Plus

      Intel構成と10Gを選ぶ

      Intel構成と10Gを選ぶ

      Intel構成と10Gを選ぶ

      DXP4800 PlusはIntel CPUと10GbE・2.5GbEの組み合わせ。GT登場後も、使うソフトの条件や価格が合えば残す理由があります。

      HDD用ベイ
      4ベイ
      有線LAN
      1x 2.5GbE, 1x 10GbE
      標準メモリー
      8GB DDR5 (expandable to 64GB)
      選ぶ理由
      Intel構成と10Gを選ぶ

        確認しておきたい点GTを単なる色・容量違いとして扱わないこと。10Gの理論値をHDD実測に読み替えないでください。

      5GbEと複数M.2を活用する

      5GbE環境と購入時のCPU・メモリー構成を指定する条件。

      • F4-425 Plusのメーカー掲載画像
        TerraMasterNAS・ネットワークストレージ
        商品情報を見る

        F4-425 Plus

        5G LANとM.2を組む

        5G LANとM.2を組む

        5G LANとM.2を組む

        F4-425 Plusは2つの5GbEと3基のM.2を使いたい人向け。10Gへの全交換までは予定しない制作・共有環境でも検討できます。

        HDD用ベイ
        4ベイ
        有線LAN
        5GbE×2
        標準メモリー
        CPU/メモリー構成を購入時に指定
        選ぶ理由
        5G LANとM.2を組む

          確認しておきたい点N95/N150等のCPUやメモリー構成が販売ページで異なります。型番だけで内容を決めず同構成で比較。

        2.5GbEでアプリ・拡張を組み合わせる

        拡張スロット、ECC、標準メモリー等の必要条件を選びます。

        • TS-464-8Gのメーカー掲載画像
          QNAPNAS・ネットワークストレージ
          商品情報を見る

          TS-464-8G

          拡張性を残す制作向け

          拡張性を残す制作向け

          拡張性を残す制作向け

          2.5GbEを2ポートとM.2・PCIe拡張を備える4ベイ。PC環境やアプリに合わせて自分で構成を決めたい人向けです。

          HDD用ベイ
          4ベイ
          有線LAN
          2.5GbE×2/5・10GbEは対応PCIeカード別売
          標準メモリー
          8GB
          選ぶ理由
          拡張性を残す制作向け

            確認しておきたい点TS-464-8Gとして比較。オプションの10GカードやHDDを本体価格に含めないでください。

          • AS5404Tのメーカー掲載画像
            ASUSTORNAS・ネットワークストレージ
            商品情報を見る

            AS5404T

            HDDと複数M.2を使い分ける

            HDDと複数M.2を使い分ける

            HDDと複数M.2を使い分ける

            4ベイに加えてM.2スロットを4基備え、素材保管とSSD領域を分けたい制作環境向け。2.5GbE×2も使えます。

            HDD用ベイ
            4ベイ
            有線LAN
            2 x 2.5 Gigabit Ethernet (2.5G/1G/100M)
            標準メモリー
            4GB (1 x 4GB)(最大 16GB (2 x 8GB) )
            選ぶ理由
            HDDと複数M.2を使い分ける

              確認しておきたい点SSDキャッシュとストレージプールは別用途。必要なアプリとADM版の条件を確認。

            • DS925+のメーカー掲載画像
              SynologyNAS・ネットワークストレージ
              商品情報を見る

              DS925+

              複数アプリとECCを重視

              複数アプリとECCを重視

              複数アプリとECCを重視

              標準ECCメモリーと2つの2.5GbEを持つ上位4ベイ。DS425+でアプリ処理の余裕が心配な人や、拡張も計画する人に。

              HDD用ベイ
              4ベイ
              有線LAN
              2.5GbE×2
              標準メモリー
              4 GB DDR4 ECC SODIMM (4 GB (4 GB × 1) pre-installed)
              選ぶ理由
              複数アプリとECCを重視

                確認しておきたい点速いCPUという理由だけで動画変換向きとは判断しないでください。ソフト側の対応が必要。

              • DS425+のメーカー掲載画像
                SynologyNAS・ネットワークストレージ
                商品情報を見る

                DS425+

                写真管理を4ベイへ広げる

                写真管理を4ベイへ広げる

                写真管理を4ベイへ広げる

                2ベイでは容量更新が窮屈になりそうな家庭で、DSMの写真・共有機能を使う候補。2.5GbE対応で、大容量保存とアプリの分かりやすさを重視できます。

                HDD用ベイ
                4ベイ
                有線LAN
                1GbE×1、2.5GbE×1
                標準メモリー
                2 GB DDR4 non-ECC
                選ぶ理由
                写真管理を4ベイへ広げる

                  確認しておきたい点標準メモリーは2GB。HDD4台分と別コピー先の費用を本体とは別に計算。

                • F4-425のメーカー掲載画像
                  TerraMasterNAS・ネットワークストレージ
                  商品情報を見る

                  F4-425

                  基本の4ベイと2.5G

                  基本の4ベイと2.5G

                  基本の4ベイと2.5G

                  TOSの共有・バックアップを使い、5Gや多数のM.2を求めない場合の候補。Plusとの差を必要な機能で判断できます。

                  HDD用ベイ
                  4ベイ
                  有線LAN
                  2.5GbE×1
                  標準メモリー
                  4 GB DDR4 non-ECC SODIMM
                  選ぶ理由
                  基本の4ベイと2.5G

                    確認しておきたい点F4-425 Plus/Proとは別機種。国内販売SKUとサポート窓口をそろえて確認してください。

                  2.5GbEで保管と共有へ絞る

                  ARM向けアプリと標準メモリーで用途を満たすかを確認します。

                  • TS-433のメーカー掲載画像
                    QNAPNAS・ネットワークストレージ
                    商品情報を見る

                    TS-433

                    写真・文書を4台のHDDへ

                    写真・文書を4台のHDDへ

                    写真・文書を4台のHDDへ

                    2.5GbE対応のARMモデルで、重い仮想化より保存と共有を中心に使う人向け。必要なアプリがARMに対応すれば候補になります。

                    HDD用ベイ
                    4ベイ
                    有線LAN
                    2.5GbE×1 + 1GbE×1
                    標準メモリー
                    4GB(増設不可)
                    選ぶ理由
                    写真・文書を4台のHDDへ

                      確認しておきたい点4GBメモリーは増設不可。x86向けソフトをそのまま導入できるとは限りません。

                    • DRIVESTOR 4 Pro Gen2 (AS3304T v2)のメーカー掲載画像
                      ASUSTORNAS・ネットワークストレージ
                      商品情報を見る

                      DRIVESTOR 4 Pro Gen2 (AS3304T v2)

                      保存中心の4ベイを選ぶ

                      保存中心の4ベイを選ぶ

                      保存中心の4ベイを選ぶ

                      DRIVESTOR 4 Pro Gen2は2.5GbEで家庭データをまとめる候補。AS5404Tほどの拡張を必要としない人が目的を絞って選べます。

                      HDD用ベイ
                      4ベイ
                      有線LAN
                      1 x 2.5 Gigabit Ethernet (2.5G/1G/100M)
                      標準メモリー
                      2GB DDR4
                      選ぶ理由
                      保存中心の4ベイを選ぶ

                        確認しておきたい点旧AS3304Tとv2を区別。メモリーやアプリの制限を確認。

                      選ぶ前の確認メモ

                      • 4ベイのRAID後容量と、将来の増設方法を決める。
                      • 必要アプリの対応CPU・OS・標準メモリーと増設可否を確認する。
                      • PC・スイッチまでのLAN環境と、本体+HDD+別コピーの総額を比較する。

                      参考資料

                      1. ※1Synology DS425+:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      2. ※2QNAP TS-464-8G:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      3. ※3UGREEN NASync DXP4800 GT:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      4. ※4Synology DS925+:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      5. ※5ASUSTOR AS5404T:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      6. ※6UGREEN NASync DXP4800 Plus:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      7. ※7TerraMaster F4-425 Plus:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      8. ※8QNAP TS-433:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      9. ※9ASUSTOR DRIVESTOR 4 Pro Gen2 (AS3304T v2):国内向け製品情報・仕様 ↗
                      10. ※10TerraMaster F4-425:国内向け製品情報・仕様 ↗
                      11. ※11Synology:現行2・4ベイPlusシリーズ比較 ↗
                      12. ※12Synology:DSM 7.3以降のドライブ互換ポリシー ↗
                      13. ※13QNAP:TS-262/264/464の構成比較 ↗
                      14. ※14ASUSTOR:販売・更新・保証の状態 ↗
                      15. ※15UGREEN日本:国内NASラインアップ ↗
                      16. ※16UGREEN:ソフトウェアのセキュリティサポート期間 ↗
                      17. ※17TerraMaster:2026年NAS選び方と現行モデル ↗
                      18. ※18Synology:UPSの接続と自動終了 ↗
                      19. ※19Synology:NASの導入と選び方 ↗