PC・映像・充電ケーブルの選び方
DisplayPortケーブルの選び分け|HBR3とDP80、必要な映像モードから比較
「8K対応」と書かれたケーブルでも、使いたい解像度・リフレッシュレート・色の条件が同じとは限りません。PCとモニターで必要な伝送帯域を確認してから、HBR3とDP80の候補を分けて比べましょう。両端が通常のDisplayPort端子の10本を、帯域と配線の条件で紹介します。
使いたい解像度とHzから必要帯域を確認
| 商品 | 長さ | 公称速度・帯域 | 規格・認証表記 | 使い分け |
|---|---|---|---|---|
| 必要な映像モードがHBR3の条件内で使える | ||||
| 2m | HBR3 / 32.4Gbps | VESA DP 1.4認証 | 直径6mm | |
| 2m | HBR3 / 32.4Gbps | VESA認証 | ラッチ付き | |
| 2m | HBR3 / 32.4Gbps | VESA認証 | ラッチ付き | |
| 1.8m | HBR3 / 32.4Gbps | VESA認証 | 編組・ラッチ付き | |
| 2m | HBR3 / 32.4Gbps | メーカー帯域表記 | ラッチなし・直径5.7mm | |
| 2m | HBR3 / 32.4Gbps | メーカー帯域表記 | 編組 | |
| 2m | HBR3 / 32.4Gbps | メーカー帯域表記 | 直径7.3mm | |
| UHBR20・80Gbpsを必要とする機器をつなぐ | ||||
| 2m | UHBR20 / 80Gbps | VESA DP80認証 | 高帯域向け | |
| 1.6m | UHBR20 / 80Gbps | VESA DP80認証 | 高帯域向け | |
| 1.5m | UHBR20 / 80Gbps | DP80対応表記 | 直径8.2mm | |
リサちゃんとピクくんと整理しよう
4Kモニターなら、4K対応の文字だけで選べる?
4Kの画面を買ったから、4K対応ケーブルならいいよね?
解像度と一緒に、何Hzで使うかも決めよう。同じ4Kでも60Hzと高いリフレッシュレートでは送る映像の条件が違う。さらに色深度やDSCという圧縮を使うかによって、必要な伝送条件が変わるよ。
ゲームで高Hz、普段の仕事でも同じケーブルを使いたい。
その場合は、使いたいゲーム側の映像モードをPCとモニターの仕様表で確認する。ケーブルの「8K」という一つの表記を、すべての4K高Hz・色設定へ読み替えないことが大切だね。
HBR3とDP80は、何が違うの?
一覧に32.4Gbpsと80Gbpsがある。この差で画質が変わる?
伝送できる帯域の差だよ。HBR3は32.4Gbps、ここにあるDP80対応品はUHBR20の80Gbps。必要な映像モードがHBR3の条件を超えるなら、帯域の足りる側を選ぶ必要がある。
足りている環境でも、DP80へ替えると細部がきれいになる?
同じ映像モードを正常に伝送できているなら、ケーブルが高価・高帯域だから映像がさらに精細になるわけではない。まず必要な信号を安定して通すこと。その条件を満たした候補同士で、長さや取り付けやすさを比較しよう。
新しいケーブルなら、古いGPUも80Gbpsになる?
GPUとモニターの対応が必要なので、ケーブルだけで両機器の上限は増えないよ。買い替え予定があるなら、その新しい機器の条件まで分かってから選ぶと無駄を減らせるね。
8K240Hzの横にあるDSCは、無視していい?
同じ80Gbpsなら、8K240Hzも必ず出るのかな。
CAC-1094の案内でも、8K240HzなどはDSCを使う条件が付いている。DSCは映像を圧縮して送る方式で、ケーブルだけがその処理を行うわけではないんだ。
PCとモニターの両方で、そのモードを使えるかを見るんだね。
そう。接続したい解像度、Hz、色設定と、圧縮の条件を一組で照合しよう。「DP2.1だから全部同じ」「8Kとあるから希望する色とHzも全部使える」とは決められないよ。
同じ帯域なら、長さと抜き差しで選ぶ
机の上だから1.5mで足りそう。短い方がいい?
まず画面裏からPCまで実際に通す経路で測ろう。モニターアームを手前へ動かすなら、その余裕も必要。1.5m、1.6m、2mを画質の順位として見ず、無理なく届くものを選ぶんだ。
PCの裏へ手が入りにくいから、抜くときも困りそう。
ラッチ付きは解除しながら抜く必要がある。手が届きにくい配置なら、ロックなしのELECOMやLINDY Slim Lineも検討できるよ。固定して使うか、頻繁に外すかで端子形状の選び方が変わる。
太いケーブルほど安心というわけでもない?
太さだけで帯域や認証は決まらない。必要な対応を確認したうえで、机の配線穴や画面裏へ収まる被覆と端子を選ぼう。新品を買うときは商品名だけでなく、型番と長さを合わせれば取り違えにくいよ。
条件に合う候補を選ぶ
必要な条件が決まったら、対応する記事で候補を比較しましょう。
必要な伝送帯域と長さが合うケーブル
必要な映像モードがHBR3の条件内で使える
HBR3・32.4Gbpsの候補です。使う解像度とHzがPC・画面の組合せで対応する場合に選びます。「8K」の文字だけで圧縮や色条件を省略せず、同じ条件を満たす中から長さ・ラッチ・被覆を比べましょう。
背面で抜き差ししやすい2m
必要な映像モードがHBR3の条件に収まり、2mで届く配線に。VESA認証表記を確認でき、解除ボタンを押しにくい位置ではロックなし構造も選ぶ理由になります。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- VESA DP 1.4認証
- 使い分け
- 直径6mm
確認しておきたい点UHBR20の80Gbpsが必要な設定には選べません。4K高Hzの色・圧縮条件は機器側も確認。
固定気味の配線にラッチを使う
2mのHBR3対応を、ラッチ付き端子で設置する候補。VESA認証と必要な映像条件を確認し、取り外す際に解除部へ手が届く机で使います。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- VESA認証
- 使い分け
- ラッチ付き
確認しておきたい点ラッチは解除して抜く必要があります。端子周辺に指が入るかも確かめてください。
必要帯域と型番をそろえるHBR3
HBR3で使う映像条件が満たせる場合の2m候補。CAC-1094のDP80とは役割を分け、現在必要な帯域とラッチ付きの配線条件で選べます。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- VESA認証
- 使い分け
- ラッチ付き
確認しておきたい点CAC-1094の80Gbpsとは別仕様です。商品名の8Kだけを見て同じ条件としないこと。
1.8mで収まるラッチ付き編組
HBR3の必要帯域を満たし、1.8mで機器間をつなげる候補。編組の被覆とラッチの取り回しを選び、販売ページでは同シリーズの長さ違いを区別します。
- 長さ
- 1.8m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- VESA認証
- 使い分け
- 編組・ラッチ付き
確認しておきたい点同じシリーズの長さ違いと商品ページが共有される場合があります。1.8mの型番を選択。
低い端子と5.7mm径で取り回す
ロックを解除しにくい画面裏へ配線する場合に比較したいHBR3候補。メーカーの帯域表記とVESA認証取得を混同せず、必要な信号条件と2mの長さで選びます。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- メーカー帯域表記
- 使い分け
- ラッチなし・直径5.7mm
確認しておきたい点ロック機構を重視する場所には不向き。メーカーの帯域表記とVESA認証取得は区別しています。
必要帯域を満たす2mの編組構成
HBR3で目的の映像モードを使い、2mの編組を選ぶ候補。「DP1.4対応」という名称だけで認証を取得済みとみなさず、型番の帯域表記から照合します。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- メーカー帯域表記
- 使い分け
- 編組
確認しておきたい点「DP 1.4対応」の表記をVESA認証と同一視しないこと。販売元の保証と長さを確認。
7.3mm径が収まる経路へ
HBR3の帯域と2mの長さが必要で、太めの配線を通せる机に。Slim Lineより映像がきれいという理由ではなく、被覆・端子と設置経路で選び分けます。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- HBR3 / 32.4Gbps
- 規格・認証表記
- メーカー帯域表記
- 使い分け
- 直径7.3mm
確認しておきたい点狭い経路には太さが負担になる場合があります。帯域の同じSlimより画質がよいという選定ではありません。
UHBR20・80Gbpsを必要とする機器をつなぐ
DP80対応の候補です。必要帯域がHBR3を超える場合はこちらから選びます。ケーブルの対応が高くてもPCやモニター自体の上限は増えないため、両機器の対応モードを合わせてください。
80Gbpsを必要とする機器間に
PCとモニターが対応する高帯域の映像モードへ、DP80認証の2mを使う候補。8K240Hz等の案内はDSCを含む条件と合わせて確認します。
- 長さ
- 2m
- 公称速度・帯域
- UHBR20 / 80Gbps
- 規格・認証表記
- VESA DP80認証
- 使い分け
- 高帯域向け
確認しておきたい点HBR3機器へ接続しても80Gbps動作にはなりません。高帯域が不要なら同じ必要帯域の候補も比較。
1.6mで届く高帯域接続に
80Gbps対応が必要な機器を、短めの1.6mで接続する候補。画面の可動範囲まで含めて届くなら、余ったケーブルを減らしつつDP80認証品を選べます。
- 長さ
- 1.6m
- 公称速度・帯域
- UHBR20 / 80Gbps
- 規格・認証表記
- VESA DP80認証
- 使い分け
- 高帯域向け
確認しておきたい点2mと同じ長さではありません。実際の配線経路と接続モードの条件を確認してください。
短い経路で80Gbps対応を使う
必要帯域が80Gbpsで、1.5mの経路へ配線する候補。直径8.2mmを通せる空間と映像モードを確認し、商品名にあるDP80対応表記を型番で照合します。
- 長さ
- 1.5m
- 公称速度・帯域
- UHBR20 / 80Gbps
- 規格・認証表記
- DP80対応表記
- 使い分け
- 直径8.2mm
確認しておきたい点太さと端子の収まりに注意。DP80対応表記と認証番号は購入時に型番で確認してください。
選ぶ前の確認メモ
- PCとモニターの端子、および使う解像度・Hzを決めた。
- 必要な伝送帯域、色深度、DSC等の条件を両機器で確認した。
- その帯域に対応する型番・長さを選び、認証の表記も区別した。
- 実際の配線経路と画面の可動分を測り、ラッチ・端子周りの空間も確保した。
参考資料
- ※1DisplayPort(TM) 1.4対応ケーブル - CAC-DP1420BK2 ↗
- ※2StarTech.com DisplayPort 1.4ケーブル/2m/8K60Hz 4K120Hz/VESA認証品/32.4Gbps HBR3/HDR10/32chオーディオ/HDCP 2.2/抜け防止機構付き/DPオス - DPオス/ブラック/デジタルサイネー ジ対応/モニターケーブル ↗
- ※3CAC-2068 DisplayPort™ 1.4 HBR3 Cable M/M 2m/6.56ft - Club3D ↗
- ※4Cable Matters — VESA Certified Braided DisplayPort 1.4 Cable Fully Support 8K HDR and DSC - 6 Feet ↗
- ※5【36462】2m SLIM LINE DisplayPort 1.4ケーブル ↗
- ※6DP™1.4 8K DisplayPort™ Nylon Braided Cable - j5create ↗
- ※7【36482】2m ANTHRA LINE DisplayPort 1.4ケーブル ↗
- ※8CAC-1094 DisplayPort™ 2.1 VESA DP80 Certified Cable 8K240Hz 2m/6.6ft - Club3D ↗
- ※9VESA® Certified 16K DisplayPort™ 2.1 80Gbps Cable - j5create ↗
- ※10StarTech.com DisplayPort 2.1ケーブル/1.5m/10K/8K60Hz・16K60Hz・8K240Hz/DP80 VESA準拠/DSC1.2a/オス・オス/ブラック/モニターケーブル ↗
- ※11USB-IF:USB-Cケーブルの機能・認証表示 ↗
- ※12USB-IF:USB Power Delivery ↗
- ※13HDMI:Ultra High SpeedとUltra96の認証 ↗
- ※14DisplayPort:ケーブルの選び方 ↗
- ※15VESA:DisplayPortの現在のケーブル認証 ↗
- ※16Intel:Thunderboltの世代と接続条件 ↗
- ※17ELECOM:LANケーブルのカテゴリーと選び方 ↗
- ※18StarTech:USB-C映像アダプターとDP Alt Mode ↗
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