いい買い物に、根拠を。

CPUの選び方

グラボなしで組むCPU10機種を比較|軽いゲーム・事務・既存PC更新を分ける

内蔵GPUでゲームも遊ぶのか、画面表示とCPU処理ができればよいのかを先に分けます。AM4からAM5への移行費も異なるため、異なる目的を一つの総合順位にはせず、10候補を役割別に比較します。

条件をそろえて候補を比べる

条件をそろえて候補を比べる
商品ソケットコア / スレッド対応メモリー内蔵GPU電力の公称条件
内蔵GPUで軽い3Dゲームも遊ぶ
AM58コア / 16スレッドDDR5AMD Radeon 780MTDP 65W
AM56コア / 12スレッドDDR5AMD Radeon 760MTDP 65W
AM5で表示・事務処理を行う
AM56コア / 12スレッドDDR5AMD Radeon 740MTDP 65W
AM56コア / 12スレッドDDR5AMD Radeon GraphicsTDP 65W
AM58コア / 16スレッドDDR5AMD Radeon GraphicsTDP 65W
AM56コア / 12スレッドDDR5AMD Radeon GraphicsTDP 65W
LGA1851で表示・CPU処理を行う
LGA 185110コア / 10スレッドUp to DDR5 6400 MT/sIntel Graphics基準電力と最大ターボ電力を別確認
LGA 185120コア / 20スレッドUp to DDR5 6400 MT/sIntel Graphics基準電力と最大ターボ電力を別確認
LGA 185118コア / 18スレッドUp To DDR5 7200 MT/sIntel GraphicsPBP 125W / MTP 159W
既存AM4をグラボなしで更新
AM46コア / 12スレッドDDR4Radeon GraphicsTDP 65W

リサちゃんとピクくんと整理しよう

内蔵GPU付き同士なら、ゲームも似たようなもの?

リサちゃん

9600と8700G、番号は9600のほうが大きいね。

ピクくん

番号だけでは比べられない。8700GはRadeon 780M、8600Gは760Mを搭載する一方、通常のRyzenにある小規模GPUは表示やトラブル切り分けにも使う構成。CPU側の新しさと内蔵GPUの規模を分けて見よう。

CPUにGPUがあれば、モニターは何枚でもつなげる?

リサちゃん

マザーボードにHDMIが一つあるよ。

ピクくん

実際に使える端子、解像度、リフレッシュレート、同時出力数をボード側でも確認してね。CPUが対応する理論上の出力と、ボードに実装された端子は同じではない。

グラボなしならメモリーは少なくていい?

リサちゃん

節約できるところを探したい。

ピクくん

内蔵GPUはメインメモリーを共有するため、容量だけでなく対応する2枚構成や速度も影響する。CPUとボードが対応するキットを使い、同じゲーム・同じ設定の測定を参考にしよう。増やせば必ず高速になるという意味ではないよ。

Ryzen AI 400という新しいデスクトップCPUもあるよ。

リサちゃん

8700Gの代わりに買えばいいのかな。

ピクくん

450Gなどの公式仕様は出ているけれど、完成品向けと単体販売の入手・保証条件を分けて確認する必要がある。新しいシリーズ名だけで、単体BOXとして買えると決めないでね。今回の買い物でも型番と販売形態を照合しよう。

軽いゲームも遊ぶなら、どの2機種から?

リサちゃん

10候補のうち、ゲーム用の出発点を知りたい。

ピクくん

グラボなしで3Dゲームを試すなら、まず8700Gと8600G。公開の同条件iGPU試験では8700Gが前に出る。ただし低画質の結果を高画質や新しいゲームへ持ち込まず、二枚メモリーと解像度を合わせて確認しよう。

リサちゃん

事務用には上の2機種が必須?

ピクくん

必須ではないよ。事務はCPUの処理と必要な画面出力が優先。9600や225も候補になる。画面の端子数・解像度・Hzをマザーボード側まで確認し、軽いゲームの優劣とは分けて決めよう。

候補ごとの使いどころと注意点

内蔵GPUで軽い3Dゲームも遊ぶ

画質とメモリー構成をそろえ、8700Gと8600Gを先に比較。

  • AMDCPU・プロセッサー
    商品情報を見る

    AMD Ryzen 7 8700G

    内蔵GPUで軽いゲームも遊ぶ

    Radeon 780Mと8コアをまとめる。

    Radeon 780Mと8コアをまとめる。

    グラボなしでもゲームを試し、CPU側の同時作業にも余裕を持たせたい人の候補。AM5・DDR5で構成を作る前提です。

    ソケット
    AM5
    コア / スレッド
    8コア / 16スレッド
    対応メモリー
    DDR5
    内蔵GPU
    AMD Radeon 780M
    電力の公称条件
    TDP 65W

      確認しておきたい点重い3Dゲームの高画質を保証しません。将来のGPU増設ではPCIe構成を通常Ryzenと比較してください。

    • AMDCPU・プロセッサー
      商品情報を見る

      AMD Ryzen 5 8600G

      内蔵GPU構成の総額を抑えたい

      Radeon 760Mで必要なゲームを絞る。

      Radeon 760Mで必要なゲームを絞る。

      6コアと内蔵GPUで、軽いゲームと日常作業を両立したい人へ。8700Gとの差額と遊ぶタイトルの要求を比べて選びます。

      ソケット
      AM5
      コア / スレッド
      6コア / 12スレッド
      対応メモリー
      DDR5
      内蔵GPU
      AMD Radeon 760M
      電力の公称条件
      TDP 65W

        確認しておきたい点8700Gと同じGPU規模ではありません。ゲーム設定やメモリー条件の違うfpsは比較しないでください。

      AM5で表示・事務処理を行う

      8500Gの小規模GPUと通常Ryzenの表示用途を区別。

      • AMDCPU・プロセッサー
        商品情報を見る

        AMD Ryzen 5 8500G

        事務中心に軽いゲームも試す

        8500G固有の構成を理解して選ぶ。

        8500G固有の構成を理解して選ぶ。

        内蔵GPUを持つAM5機として、主に日常作業を行う人の比較候補。上位G系ほどのGPU性能を必要としない場合に販売条件で選びます。

        ソケット
        AM5
        コア / スレッド
        6コア / 12スレッド
        対応メモリー
        DDR5
        内蔵GPU
        AMD Radeon 740M
        電力の公称条件
        TDP 65W

          確認しておきたい点8600GとCPU/PCIe構成まで同じではありません。将来の拡張を重視する場合は公式仕様を照合してください。

        • AMDCPU・プロセッサー
          商品情報を見る

          AMD Ryzen 5 9600

          新しいAM5で事務・日常作業

          表示とCPU処理を分けて選ぶ。

          表示とCPU処理を分けて選ぶ。

          ゲーム用GPUを必要としない事務用途で、6コアのCPU性能とAM5を選ぶ候補。表示機能があれば足りる人に向きます。

          ソケット
          AM5
          コア / スレッド
          6コア / 12スレッド
          対応メモリー
          DDR5
          内蔵GPU
          AMD Radeon Graphics
          電力の公称条件
          TDP 65W

            確認しておきたい点8700Gのような内蔵GPUゲーム目的とは別。必要な映像端子はボード側でも確認してください。

          • AMDCPU・プロセッサー
            商品情報を見る

            AMD Ryzen 7 9700X

            CPUの同時作業を重視

            グラボを省いて8コアを使う。

            グラボを省いて8コアを使う。

            複数作業を行い、ゲーム用GPUは不要な人の候補。CPU側を強化する理由と、画面表示だけでよい条件がそろう場合に。

            ソケット
            AM5
            コア / スレッド
            8コア / 16スレッド
            対応メモリー
            DDR5
            内蔵GPU
            AMD Radeon Graphics
            電力の公称条件
            TDP 65W

              確認しておきたい点GPU負荷の高いアプリ向けの性能保証ではありません。メモリー容量不足はCPUだけでは解決しません。

            • AMDCPU・プロセッサー
              商品情報を見る

              AMD Ryzen 5 7600

              既存AM5や販売価格差を活かす

              表示付きの6コア旧世代候補。

              表示付きの6コア旧世代候補。

              AM5を使い、内蔵GPUは画面表示でよい人が9600系との販売価格差を比較する型番です。

              ソケット
              AM5
              コア / スレッド
              6コア / 12スレッド
              対応メモリー
              DDR5
              内蔵GPU
              AMD Radeon Graphics
              電力の公称条件
              TDP 65W

                確認しておきたい点新型より常に割安とは限りません。内蔵GPUで重いゲームをするための候補ではありません。

              LGA1851で表示・CPU処理を行う

              F/KFではない内蔵GPU付き型番を選ぶ。

              • IntelCPU・プロセッサー
                商品情報を見る

                Intel Core Ultra 5 250K Plus

                あとで制作やGPU追加も考える

                内蔵GPUを残す現行Plus。

                内蔵GPUを残す現行Plus。

                内蔵GPUで使い始め、後から制作やGPU追加へ広げる場合の候補。KとKFを区別して、メディア機能も残したい人に。

                ソケット
                LGA 1851
                コア / スレッド
                18コア / 18スレッド
                対応メモリー
                Up To DDR5 7200 MT/s
                内蔵GPU
                Intel Graphics
                電力の公称条件
                PBP 125W / MTP 159W

                  確認しておきたい点事務作業だけなら過剰な構成になる場合があります。クーラーなどを含めた総額を確認してください。

                既存AM4をグラボなしで更新

                ボードのCPU対応表とBIOSが前提。

                • AMDCPU・プロセッサー
                  商品情報を見る

                  AMD Ryzen 5 5600GT

                  AM4・DDR4を活かして使う

                  土台を残す目的がある人向け。

                  土台を残す目的がある人向け。

                  既存AM4ボードが対応し、グラボなしの事務PCを新品CPUで更新したい場合の候補。土台一式の費用を増やさない選択肢です。

                  ソケット
                  AM4
                  コア / スレッド
                  6コア / 12スレッド
                  対応メモリー
                  DDR4
                  内蔵GPU
                  Radeon Graphics
                  電力の公称条件
                  TDP 65W

                    確認しておきたい点AM5には装着できません。CPU対応表とBIOSを確認し、新規構成ならAM5一式とも総額を比較してください。

                  選ぶ前の確認メモ

                  • 内蔵GPUでゲームも遊ぶのか、画面表示とCPU処理ができればよいのかを先に分けます。AM4からAM5への移行費も異なるため、異なる目的を一つの総合順位にはせず、10候補を役割別に比較します。
                  • 内蔵GPUで軽いゲームも狙うなら8700Gか8600G。事務中心なら9600や225などを必要なボード端子と合わせて比較。将来グラボを足すならG系のPCIe構成も確認し、AM4更新なら5600GTの適合を先に確かめましょう。
                  • 購入先では型番・構成・付属品・国内保証をそろえ、Amazon・楽天・Yahooの検索結果を照合する。

                  参考資料

                  1. ※1AMD Ryzen 7 8700G 公式製品ページ ↗
                  2. ※2AMD Ryzen 5 8600G 公式製品ページ ↗
                  3. ※3AMD Ryzen 5 8500G 公式製品ページ ↗
                  4. ※4AMD Ryzen 5 9600 公式製品ページ ↗
                  5. ※5インテル Core Ultra 5 プロセッサー 225(20M キャッシュ、最大 4.90GHz) 仕様 ↗
                  6. ※6AMD Ryzen 7 9700X 公式製品ページ ↗
                  7. ※7インテル Core Ultra 7 プロセッサー 265(30M キャッシュ、最大 5.30GHz) 仕様 ↗
                  8. ※8Intel Core Ultra 5 250K Plus 仕様 ↗
                  9. ※9AMD Ryzen 5 7600 公式製品ページ ↗
                  10. ※10AMD Ryzen 5 5600GT 公式製品ページ ↗
                  11. ※11AMD:現行デスクトップRyzenと測定条件 ↗
                  12. ※12Intel:Core Ultra 200S系のコア・電力・ソケット ↗
                  13. ※13Intel:200S Plusの発売・800系互換性 ↗
                  14. ※14AMD:9950X3D2 Dual Edition発売と対象処理 ↗
                  15. ※15AMD:2026年発売Ryzen 7 7700X3D ↗
                  16. ※16PC Gamer:270K Plus実測と同一GPU条件 ↗
                  17. ※17Puget Systems:制作ソフト別200S Plus比較・測定環境 ↗
                  18. ※18AMD:Ryzen AI 7 450Gの公式仕様 ↗
                  19. ※19Tom’s Hardware:同条件のゲーム・CPU並列処理テスト(2026年版) ↗