CPUクーラーの選び方
タワー型CPUクーラー10製品を比較|高さ・メモリー干渉・CPU負荷で絞る
同じCPUの電力設定と、許容できる音を基準に選ぶタワー空冷の比較です。まずケースに収まる高さの群へ進み、メモリーとの干渉と対応CPUを照合。ファン数や本体の大きさだけで冷却性能の順位にはしません。
条件をそろえて候補を比べる
| 商品 | 方式・サイズ級 | 取付寸法の目安 | 付属ファン | 操作・接続 | 確認する条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| 154〜159mm:高さとメモリーを照合 | |||||
| タワー空冷 | 全高154mm | 120mm×2(厚み違い) | PWM | 左右非対称形状とメモリー位置を確認 | |
| タワー空冷 | 全高157mm | 120mm×2 | PWM | 7本ヒートパイプ。SEとは別 | |
| タワー空冷 | 全高159mm | 120mm×2 | PWM | 旧AK620やDIGITAL NYXとは別 | |
| タワー空冷 | 全高155mm | 120mm×2 | PWM | Dark Rockとは高さ・機構が違う | |
| タワー空冷 | 全高154mm | 120mm×1 | PWM | Black Editionの2ファン構成とは別 | |
| タワー空冷 | 全高157mm | 120mm×2 | PWM | A620、PRO XEと型番を区別 | |
| タワー空冷 | 全高159mm | Mobius 120U | PWM | オフセット形状。Pro版とは別 | |
| 168〜169mm:大きな空間を使う | |||||
| タワー空冷 | 全高168mm | 140mm×2 | PWM | 大型ケース、メモリーと前ファン高を確認 | |
| タワー空冷 | 全高169mm | 135mm+120mm | 静音/性能モード | Pro 5のレビューを流用しない | |
| 145mmの高さ制限を優先 | |||||
| タワー空冷 | 全高145mm | 120mm×1 | PWM | 背の低いタワー。トップフローとは別 | |
リサちゃんとピクくんと整理しよう
二連タワーが一連より必ずおすすめ?
大きいほうが冷えそうだけど、基板が隠れるね。
メモリー交換や配線に必要な空間も考えよう。二連タワーが入っても、普段の負荷で一連タワーが条件を満たすなら、扱いやすいほうを選べる。
付属ファンを増やせば簡単に性能も上がる?
音と取付高も変わるよ。まず付属状態で比較して、必要があるときだけ対応する追加ファンを検討しよう。
「対応300W」と書いてあれば安心?
CPUの数字より大きいから十分に見える。
メーカーごとに条件が違い、共通の物差しではない。CPU、電力設定、室温、ケース、音を揃えた比較が参考になるよ。温度だけ低くても大きな音で回っている場合がある。
表では取り付け条件を先に見るんだね。
そう。入る候補の中で、自分に近い負荷の試験を参考にし、対応TDPだけで安全な余裕まで断定しないようにしたい。
長く使うために確認するものは?
本体はまだ使えそうでもCPUを替えるかも。
追加金具の用意、交換ファンの規格、問い合わせ先を確認しておこう。メーカー保証の長さだけで故障率は分からないけれど、サポート資料を追えることは役立つ。
新型が出たときも買い替えを急がなくていい?
今の構成で温度と音に困っていなければね。新しいPro6やG2の情報と旧機種のレビューを混ぜず、必要な理由が残るかで考えよう。
対応ソケットと、CPUの性能を保てることは別
対応CPUと書いてあれば、最高性能で使える?
金具が付くことと、長い負荷でCPUを冷やし続けることは分けよう。CPUの電力設定をそろえ、メーカーのCPU別適合表や同条件の実測で判断する。Noctuaの適合表の評価を、他社の同じ高さの製品へ流用することもできない。
冷却器のTDPをCPUのTDPと比較すればいい?
メーカーごとに冷却能力の測り方が違うため、その数字だけで横断順位は作れない。空冷なら前ファンをメモリーに合わせて持ち上げると全高が増えることもある。ケースに収まる最終状態を確かめてから、温度と音で絞ろう。
候補ごとの使いどころと注意点
154〜159mm:高さとメモリーを照合
154mmと非対称形状で、取付を考えるFUMA3。
付属ファンの厚みを分け、メモリー周りの空間を考えた構成が特徴です。一般的なタワーケースで、サイズと組みやすさを先に絞りたい人の候補にしました。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高154mm
- 付属ファン
- 120mm×2(厚み違い)
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- 左右非対称形状とメモリー位置を確認
- 全高154mm
- 120mm×2(厚み違い)
確認しておきたい点基板のヒートシンクとメモリーの位置まで確認してください。旧FUMA2や将来の別改訂モデルの結果を、そのままSCFM-3000の評価へ使わないこと。
Phantom Spirit 120 EVOの7本ヒートパイプ構成。
157mmの全高と120mmファン2基を備えます。照明画面よりヒートシンクと付属ファンへ条件を絞りたい人に、SEとは異なるEVOとして選定しました。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高157mm
- 付属ファン
- 120mm×2
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- 7本ヒートパイプ。SEとは別
- 全高157mm
- 120mm×2
確認しておきたい点安価という海外評価だけで日本の価格性能を決めていません。背の高いメモリーでファンを上げる場合の高さ、国内保証窓口を確認しましょう。
AK620 G2を、旧AK620とは分けて選ぶ。
159mmのデュアルタワーで、画面付きDIGITAL NYXとは別の構成です。液晶のための配線を増やさず、空冷の機構を使いたい人の比較対象に。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高159mm
- 付属ファン
- 120mm×2
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- 旧AK620やDIGITAL NYXとは別
- 全高159mm
- 120mm×2
確認しておきたい点旧AK620の温度をG2の実測として扱っていません。取付金具とメモリー逃げは、購入するG2の図面で確認してください。
PURE ROCK PRO 3は、上位Dark Rockと違うサイズ。
大きすぎる空冷を避けながら、120mmファン2基を使う構成を求める人へ。国内代理店の対応情報を照合して選びやすい候補です。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高155mm
- 付属ファン
- 120mm×2
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- Dark Rockとは高さ・機構が違う
- 全高155mm
- 120mm×2
確認しておきたい点メーカー名が同じでもDark Rockの制御機能や保証条件を流用しないこと。ファンの位置変更を含めて高さを見てください。
MUGEN6は一連タワーと154mmの全高で選ぶ。
二連タワーを載せたくない人や、ファンとケーブルを増やしすぎたくない人の候補。Black Editionの二基構成とは分けて比較できます。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高154mm
- 付属ファン
- 120mm×1
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- Black Editionの2ファン構成とは別
- 全高154mm
- 120mm×1
確認しておきたい点同じMUGEN6の名前でも付属ファン数が異なります。追加ファンを買う前に、実際のCPU負荷と今の温度・音を確認しましょう。
A620 PRO SEを、付属ファンと寸法で選ぶ。
157mmの高さと120mmファン2基の構成。画面やソフト連携を使わず、取付とPWM制御を中心に選びたい人の候補です。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高157mm
- 付属ファン
- 120mm×2
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- A620、PRO XEと型番を区別
- 全高157mm
- 120mm×2
確認しておきたい点A620、PRO SE、PRO XEは同じものではありません。購入する国内セットの金具と窓口が分かる販売条件を選びましょう。
Hyper 612 APEXは、周辺空間から確認を。
公式はメモリー側の空間を作るオフセット構造とMobius 120Uファンを案内。メモリー周りを塞ぎたくない人が比較する理由のある候補です。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高159mm
- 付属ファン
- Mobius 120U
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- オフセット形状。Pro版とは別
- 全高159mm
- Mobius 120U
確認しておきたい点全高159mmでも周辺への張り出しを確認してください。新しいPro版も登場しているため、付属ファンや寸法を混同せず、この通常版の販売セットで比較します。
168〜169mm:大きな空間を使う
168mmの空間を取れるならNH-D15 G2。
公式のCPU・基板適合情報や追加金具の確認手段を重視した候補。6年メーカー保証を案内する大型モデルとして、高さと重量を許容できる人へ紹介します。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高168mm
- 付属ファン
- 140mm×2
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- 大型ケース、メモリーと前ファン高を確認
- 全高168mm
- 140mm×2
確認しておきたい点HBC/LBCの底面仕様を標準版と混ぜないでください。前ファンを上げる場合は168mmを超え得るため、ケース寸法を再確認します。
Dark Rock Pro 6を、Pro 5の代わりに再検討。
静音側の半受動モードと性能側を切り替える機構を備える新しい世代です。設定を分けて使いたい人に価値がある一方、大きさと必要性を先に見たい候補。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高169mm
- 付属ファン
- 135mm+120mm
- 操作・接続
- 静音/性能モード
- 確認する条件
- Pro 5のレビューを流用しない
- 全高169mm
- 135mm+120mm
確認しておきたい点169mmの高さに加えメモリーとファンの調整を確認。レビューでも音と価格の見方は条件次第で、常に最も静かとは断定しません。
145mmの高さ制限を優先
NH-D12Lは、高さを理由に選ぶ空冷。
大型二連ファン機が入らないケースで、トップフローへ切り替える前の候補になります。中央の120mmファン一基という形状も、取付場所と合わせて比較できます。
- 方式・サイズ級
- タワー空冷
- 取付寸法の目安
- 全高145mm
- 付属ファン
- 120mm×1
- 操作・接続
- PWM
- 確認する条件
- 背の低いタワー。トップフローとは別
- 全高145mm
- 120mm×1
確認しておきたい点145mmが入るだけではCPUの負荷に適するとは限りません。メーカーのCPU適合表と基板周辺の空間も照合してください。
選ぶ前の確認メモ
- 同じCPUの電力設定と、許容できる音を基準に選ぶタワー空冷の比較です。まずケースに収まる高さの群へ進み、メモリーとの干渉と対応CPUを照合。ファン数や本体の大きさだけで冷却性能の順位にはしません。
- 取付寸法と必要な金具が確認できた候補を比較へ追加しましょう。ショップでは本体の世代、付属ファン、正規保証、追加ハブやケーブルの費用まで条件をそろえて選んでください。
- 購入先では型番・構成・付属品・国内保証をそろえ、Amazon・楽天・Yahooの検索結果を照合する。
参考資料
- ※1Scythe FUMA3 公式仕様 ↗
- ※2Thermalright Phantom Spirit 120 EVO 公式仕様 ↗
- ※3Noctua NH-D15 G2 公式仕様 ↗
- ※4DeepCool AK620 G2 公式仕様 ↗
- ※5be quiet! PURE ROCK PRO 3 Black 公式仕様 ↗
- ※6Scythe MUGEN6 公式仕様 ↗
- ※7be quiet! Dark Rock Pro 6 公式仕様 ↗
- ※8Noctua NH-D12L 公式仕様 ↗
- ※9ID-Cooling FROZN A620 PRO SE 公式仕様 ↗
- ※10Cooler Master Hyper 612 APEX 公式仕様 ↗
- ※11Tom’s Hardware:空冷・簡易水冷の比較と試験条件 ↗
- ※12PC Gamer:Dark Rock 6 / Pro 6の実機レビュー ↗
- ※13Noctua:CPUクーラーの適合と買い方 ↗
- ※14Noctua:CPUソケットと取付金具 ↗
- ※15Noctua:CPU別の対応と性能余裕の確認 ↗
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