マイクの選び方
話声向けXLRマイク10機種を比較|近接配置・手持ち・歌との兼用で選ぶ
口元へ固定する話声、手に持つ発表、静かな部屋で歌も録る用途では必要な配置が違います。小声でゲインが足りないならSM7dBの内蔵プリアンプ、入力機器が足りているならMV7XやAT2040を比較。XLRだけではPCへ直接つながらない点も含めて選びましょう。
条件と主な機能を比較
| 商品 | 方式・指向性 | 音声の接続 | 操作・調整 | 声のモニター | 用意するもの |
|---|---|---|---|---|---|
| 口元へ固定して話す | |||||
| ダイナミック/単一指向性 | XLR出力 | 内蔵プリアンプ+18/28dB | 入力機器側でモニター | 台別途/プリアンプ使用時48V | |
| ダイナミック/単一指向性 | XLR出力 | 入力機器側でゲイン調整 | 入力機器側でモニター | 台・XLR入力機器が必要 | |
| ダイナミック/ハイパーカーディオイド | XLR出力 | 入力機器側でゲイン調整 | 入力機器側でモニター | 取付クランプ付属/台別途 | |
| ダイナミック/単一指向性 | USB-C+XLR出力 | USB時APHEX処理 | 3.5mm直接モニター | 外付けポップフィルター付属/台別途 | |
| ダイナミック/単一指向性 | XLR出力 | 入力機器側でゲイン調整 | 入力機器側でモニター | スイベルマウント/台・ケーブル別途 | |
| 手持ちとスタンドを使い分ける | |||||
| ダイナミック/単一指向性 | XLR出力 | 本体スイッチなし | 入力機器側でモニター | ホルダー付属/台別途 | |
| ダイナミック/スーパーカーディオイド | XLR出力 | 入力機器側でゲイン調整 | 入力機器側でモニター | ホルダー・ポーチ付属 | |
| 静かな場所で歌も録る | |||||
| コンデンサー/単一指向性 | XLR出力 | ローカット・PAD | 入力機器側でモニター | ショックマウント付属/48V | |
| コンデンサー/単一指向性 | XLR出力 | ローカット・PAD | 入力機器側でモニター | ショックマウント付属/ファンタム電源 | |
| コンデンサー/単一指向性 | XLR出力 | 入力機器側でゲイン調整 | 入力機器側でモニター | スタンドマウント付属/48V | |
リサちゃんとピクくんと整理しよう
ゲインを上げ切るのは、マイクの故障?
新しいマイクにしたら、つまみをかなり回すんだ。
感度と話す音量、口元までの距離で必要な増幅量は変わる。つまみの位置だけでは不良かどうか判断できないよ。まず正しい入力に接続し、普段の声で録ってみよう。
ブースターを買えば解決する?
入力機器側の仕様を確認してから。SM7dBの内蔵プリアンプは一つの方法だけれど、距離が遠いまま増幅すると部屋の音も目立ちやすい。
狭い指向性のほうが、いつでも良い?
AT2040ならキーボードの音を消せそう。
狙った向きから外れる音を弱める特性だけれど、全方向を均一に遮るものではないよ。ハイパーカーディオイドは背面にも反応する部分がある。
画面を見て横を向く癖があるかも。
それなら固定位置と口の向きを保てるかを考えたい。紙を読んだり複数画面を見る人は、音量が変わらない範囲を録音で確かめよう。
XLRマイクのミュートはどこで押す?
USBのときは本体をタップしてたよ。
今回のXLR専用機は、その操作を備えないものが多い。インターフェースや配信ソフト、手元の操作機器で音を止める方法を決めておこう。
ヘッドホンもマイクには挿さない?
基本は入力機器側へ。自分の声とPCの再生音をどう混ぜるか、相手へどの入力が届くかまで一度テストすると、本番で慌てにくいね。
話声と歌、同じ一台にするなら?
毎日は配信だけど、週末は歌も録りたい。
近くで落ち着いて話すことが中心ならダイナミックを軸に。歌のニュアンスを録る場所を整えられるなら、AT2035などのコンデンサーも一緒に聴き比べたいね。
どちらが音質で上とは言えないんだ。
声と部屋で合い方が変わるからね。メーカーの方式名だけで決めず、録音例と必要な機材を比べよう。歌の選び方では、伴奏を聞く方法も扱っているよ。
マイクが小さな電圧を出すなら、何が困る?
ゲインのつまみがほぼ最大だと、性能不足?
つまみの位置だけでは決められない。必要な音量で録れていて、無音部分のノイズも気にならなければ不足とは限らない。小声で、最大にしても足りない場合に、入力機器の増幅量やSM7dBのようなプリアンプ付き候補を考える。
コンデンサーへ替えたほうが簡単かな。
感度は上がっても声と部屋の音の比率は配置で変わる。先に口元の距離と向きをそろえよう。ファンタム電源は機器ごとの必要条件を確認し、必要のないマイクへ一律に使うものではない。
候補ごとの選ぶ理由と注意点
口元へ固定して話す
必要なときは内蔵プリアンプを使う。
内蔵プリアンプを有効にすると+18dBまたは+28dBの増幅を選べます。外付けブースターを増やす前に、マイク側で構成をまとめたい人の候補。バイパスして使う選択肢もあります。
- 方式・指向性
- ダイナミック/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 内蔵プリアンプ+18/28dB
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- 台別途/プリアンプ使用時48V
- 内蔵プリアンプ
- 増幅切替
- バイパス
確認しておきたい点プリアンプ動作には48Vが必要です。音量不足の原因が入力設定や距離なら、まずそこを直してください。サイズと総額も大きくなりやすく、全員の最初の一台とは限りません。
入力機器を活かして、一人の声に絞る。
USB回路を持たない、話声向けのダイナミックです。インターフェースをすでに持ち、音量や処理をそちらへまとめたい人の第一候補。取付部から角度を変え、口元へ寄せる構成を作れます。
- 方式・指向性
- ダイナミック/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 入力機器側でゲイン調整
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- 台・XLR入力機器が必要
- XLR専用
- 単一指向性
- 話声向け
確認しておきたい点MV7+の自動レベルやUSB機能はありません。購入者レビューでも出力レベルの感じ方が分かれており、小さな声で話す人は入力機器のゲインと距離を確認してください。
口元へ寄せ、周囲との位置関係を作る。
ハイパーカーディオイドを採用したダイナミックで、配信やナレーションの固定位置に向きます。USB版の機能が不要で、音量調整を入力機器側へまとめる場合の候補です。
- 方式・指向性
- ダイナミック/ハイパーカーディオイド
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 入力機器側でゲイン調整
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- 取付クランプ付属/台別途
- XLR専用
- ハイパーカーディオイド
- 固定位置の収録
確認しておきたい点台は別途必要です。背面方向にも集音する部分があるため、指向性が狭いほど何でも遮れると考えず配置を確認。アームは本体と取付部を支えられるものを選びます。
配信機材が変わっても、接続を選び直せる。
普段はインターフェースへXLR、別のPCではUSBといった使い方ができます。ポップフィルターも付属し、近くで話す構成を整えやすい一台です。
- 方式・指向性
- ダイナミック/単一指向性
- 音声の接続
- USB-C+XLR出力
- 操作・調整
- USB時APHEX処理
- 声のモニター
- 3.5mm直接モニター
- 用意するもの
- 外付けポップフィルター付属/台別途
- USBにも対応
- ポップ対策
- 接続の選択肢
確認しておきたい点USB側APHEX処理やモニターと、XLRの受動出力を混同しないでください。台を別に用意し、重量に対応するアームを組み合わせる必要があります。
ソフトより先に、入力機器とセットで選ぶ。
角度を変えられる取付部を持つXLRダイナミック。Wave系の機材と配信環境を組みたい人にも、手持ちのXLR入力で使いたい人にも候補になります。
- 方式・指向性
- ダイナミック/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 入力機器側でゲイン調整
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- スイベルマウント/台・ケーブル別途
- XLR接続
- スイベル取付
- 配信の構成向け
確認しておきたい点マイク本体だけでWave Linkの全機能が付くわけではありません。使う入力機器とソフトの条件を確認。XLRケーブル・台も別途必要です。
手持ちとスタンドを使い分ける
形が変わっても、同じマイクで話す。
固定アーム前提より、手持ちやスタンドを切り替えたい人向け。手を添えて話す発表、ナレーションの練習など、使う姿勢が変わる場面を想定しました。
- 方式・指向性
- ダイナミック/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 本体スイッチなし
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- ホルダー付属/台別途
- 手持ち形状
- 単一指向性
- XLR専用
確認しておきたい点掲載はスイッチのないSM58-LCEです。スイッチ付きモデルやセットを混同しないでください。手持ち音や口元の距離によって録音は変わり、卓上用の自動処理はありません。
狭めの指向性を、姿勢に合わせて使う。
スーパーカーディオイドのハンドヘルド型。机で録る日と手持ちで話す日を同じXLR機材で扱い、口元の位置を自分で保てる人向けです。
- 方式・指向性
- ダイナミック/スーパーカーディオイド
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 入力機器側でゲイン調整
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- ホルダー・ポーチ付属
- スーパーカーディオイド
- 手持ち兼用
- ホルダー付属
確認しておきたい点話しながら左右を大きく向く人は音量が変わりやすくなります。指向性と配置を先に確認してください。YDM505や色違いを別の性能として数えてはいません。
静かな場所で歌も録る
置き方を詰めながら、録音の用途を広げる。
ショックマウント、ローカット、PADを備えるXLRコンデンサー。録音場所と入力機器が整い、話声以外も録る予定がある人の比較候補です。
- 方式・指向性
- コンデンサー/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- ローカット・PAD
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- ショックマウント付属/48V
- ショックマウント
- PAD
- 歌との兼用
確認しておきたい点高い機種へ替えても反響の多い部屋はそのままです。楽器店の音源や自分の声に近い録音を比較し、AT2035から何を変えたいかを決めて選びましょう。
設置と低域の調整を含めて始められる。
ショックマウントが付属し、ローカットとPADを備えたコンデンサー。静かな場所を作り、ナレーションから歌へ用途を広げたい人に向きます。
- 方式・指向性
- コンデンサー/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- ローカット・PAD
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- ショックマウント付属/ファンタム電源
- ショックマウント
- ローカット
- PAD
確認しておきたい点ファンタム電源と台が必要です。ローカットは声の低い成分にも作用するので、常時オンを前提にせず録音を聞いて使い分けましょう。部屋の響き対策も必要です。
本体の操作を増やさず、入力側で調整。
単一指向性のコンデンサーで、録音の入力調整は外部機器へまとめる構成。USB版と取り違えず、48Vを供給できるインターフェースを持つ人の選択肢です。
- 方式・指向性
- コンデンサー/単一指向性
- 音声の接続
- XLR出力
- 操作・調整
- 入力機器側でゲイン調整
- 声のモニター
- 入力機器側でモニター
- 用意するもの
- スタンドマウント付属/48V
- 単一指向性
- 48V駆動
- XLR専用
確認しておきたい点付属はスタンドへ付けるマウントで、台やショックマウントではありません。必要なアクセサリーを追加すると、AT2035との総額差が小さくなる場合があります。
選ぶ前の確認メモ
- 固定した近接収録、手持ち、歌との兼用のどれが中心かを決める。
- 口元までの距離とアームの設置を確保する。
- マイクに必要なゲインや電源と、入力機器の対応を照合する。
参考資料
- ※1Shure:MV7X 公式製品・仕様 ↗
- ※2Audio-Technica:AT2040 公式製品・仕様 ↗
- ※3Shure:SM7dB 公式製品・仕様 ↗
- ※4RØDE:PodMic USB 公式製品・仕様 ↗
- ※5Elgato:Wave DX 公式製品・仕様 ↗
- ※6Shure:SM58-LCE 公式製品・仕様 ↗
- ※7Audio-Technica:AT2035 公式製品・仕様 ↗
- ※8Yamaha:YDM707B 公式製品・仕様 ↗
- ※9Audio-Technica:AT2020 公式製品・仕様 ↗
- ※10Audio-Technica:AT4040 公式製品・仕様 ↗
- ※11Shure:ポッドキャスト用マイクの選び方 ↗
- ※12Audio-Technica:動画配信・収録のマイク選び ↗
- ※13サウンドハウス:MV7Xの商品情報・購入者投稿 ↗
- ※14島村楽器:6本のコンデンサーマイクの歌声比較 ↗
- ※15サウンドハウス:AT4040の商品情報・購入者投稿 ↗
リサちゃん
ピクくん
リサちゃん
ピクくん
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