PCケースの選び方
microATXケース10製品を比較|小ささ・電源位置・冷却の取合い
置く場所と残したいパーツを決め、GPU・電源・CPU冷却が同時に収まる構成から10候補を比較します。大きいケースの余裕、小さいケースの設置性、外観は異なる価値です。取付上限の数字を別々に満たすだけで組み上がるとは判断しません。
条件をそろえて候補を比べる
| 商品 | サイズ・対応基板 | グラボの条件 | 空冷・水冷 | 付属ファン | 購入前の確認 |
|---|---|---|---|---|---|
| 電源配置とGPU・水冷を同時に選ぶ | |||||
| microATX | GPU最大415mm・構成依存 | 空冷165mm/天面360mm | 別途用意 | ATX/SFX電源の位置とGPU・水冷は取合い | |
| microATX | GPU最大363mm・構成依存 | 空冷164mm Intel/163mm AMD・天面240mm | 販売セットを確認 | 突出含198×382×335mm(幅×奥行×高) | |
| microATX | GPU最大400mm・電源位置依存 | 空冷168mm/天面360mm | 販売セットを確認 | 画面付き版ではない。前面電源位置を確認 | |
| 寸法に余裕を取り冷却を組む | |||||
| microATX | GPU最大405mm | 空冷175mm/天面360mm | 120mm PWM×6 | 幅247×奥行459×高365mm。最小ではない | |
| 前面吸気と付属構成から選ぶ | |||||
| microATX | GPUと前面水冷を同時確認 | 空冷165mm/天面240mm・前360mm | 後120mm×1 | USB-Cは標準前面仕様に含まない | |
| microATX | GPU最大365mm | 空冷170mm/前・天面240mm | 120mm×3 | USB-Cは追加部品の条件を確認 | |
| microATX | GPUと前ファンの空間を確認 | 空冷163.5mm/天面280mm | 前120mm ARGB×3 | LiteではないWhite通常仕様 | |
| microATX | GPU最大330mm | 空冷161mm/前280mm・天面240mm | 120mm ARGB×4(DC) | DC回転制御。Lite版とは別 | |
| microATX | GPU最大330mm | 空冷164mm | 固定色RGB120mm×5 | ARGB3ファン版とは別 | |
| microATX | GPU320mmは前ファンなし条件 | 空冷160mm | 販売セットを確認 | 電源はHDDかご有無で上限が変わる | |
リサちゃんとピクくんと整理しよう
microATXならITXより余裕を作れる?
小さいPCにしたいけど全部買い直すのは困る。
microATXケースにはATX電源や普通の空冷を使える候補がある。ただし電源を前へ置くタイプでは長いGPUとの取合いがあるから、流用したい物を先に決めよう。
最小のケースを先に買わないほうがいいね。
そう。A3やZ20なら位置の調整、CH370のような箱形なら素直な配置、という違いを考えると選びやすいよ。
基板が入れば全部の拡張スロットを使える?
Wi-Fiカードもあとで追加しようかな。
厚いGPUが下側のスロットを覆ったり、底ファンと近づいたりすることがある。基板の一段目の位置とGPUの厚みを、ケースの配置図と合わせて見たい。
底にファンがあるときは特に見るんだね。
うん。追加カードを予定するならスロットの空きだけでなく、GPUへ空気を送る空間も残そう。
小型ケースでもファン代は別?
見た目が似ているのに価格が違うね。
A3のように必要な冷却を別途組む物と、6ファンを含むFLUX Mのような物では同梱内容が違う。欲しい構成に足す部品まで数えて比較したい。
USB-Cもケースだけでは使えない?
内部ヘッダーと接続が必要。Pop Miniの追加部品や、USB-Cを標準で持たない機種も、普段の使い方に合わせて確認しよう。
ケースだけを小さく安くしても、総額は同じ?
A3は手持ちのATX電源を使えるから安く済みそう。
電源の奥行と配置でGPUや水冷と取り合うので、流用できるかを一組で確認しよう。ファンが別なら必要数を加え、CPU電源が届く経路も見る。入らず電源を買い替えるなら、ケース価格だけの比較とは変わる。
付属ファンが多いものは配線も簡単?
PWMやDCの回転制御、ARGBや固定色RGBを区別する。AIR 100 ARGBのDC制御と、PWMファン付きFLUX Mを同じ回転設定とは扱わない。マザーボードの端子とハブの給電までそろえた一式で比べよう。
候補ごとの使いどころと注意点
電源配置とGPU・水冷を同時に選ぶ
A3-mATXは電源位置から考える。
ATX・SFX・SFX-L電源と大きいGPUを検討できる小型ケース。基板をmicroATXにし、電源・水冷・GPUの配置図を見ながら小型化したい人に向きます。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大415mm・構成依存
- 空冷・水冷
- 空冷165mm/天面360mm
- 付属ファン
- 別途用意
- 購入前の確認
- ATX/SFX電源の位置とGPU・水冷は取合い
- 別途用意
- 空冷165mm/天面360mm
確認しておきたい点最大415mmGPUと長いATX電源、360mm水冷が全部同時に入るとは限りません。ファンを別途用意する費用も数えてください。
Z20 MESHは突起を含む寸法で置き場所を確認。
取っ手や脚を含めて幅198×奥行382×高335mmのmicroATX候補。比較的短いATX電源と組み合わせ、GPUを入れる余地を調整できます。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大363mm・構成依存
- 空冷・水冷
- 空冷164mm Intel/163mm AMD・天面240mm
- 付属ファン
- 販売セットを確認
- 購入前の確認
- 突出含198×382×335mm(幅×奥行×高)
- 販売セットを確認
- 空冷164mm Intel/163mm AMD・天面240mm
確認しておきたい点公式のIntel空冷上限164mmとAMD163mmを区別。ガラス版とMESH版、画面付きの別シリーズを同じ仕様として扱わないでください。
D31 MESHは画面なしの構成で比較。
168mm空冷や天面360mm級水冷を検討できるmicroATXケース。電源を前へ置くことで空間を配分し、GPUとの干渉を見ながら組みたい人向けです。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大400mm・電源位置依存
- 空冷・水冷
- 空冷168mm/天面360mm
- 付属ファン
- 販売セットを確認
- 購入前の確認
- 画面付き版ではない。前面電源位置を確認
- 販売セットを確認
- 空冷168mm/天面360mm
確認しておきたい点最大400mmGPUの条件は電源の位置と長さに依存します。画面付き版と同じ付属品や価格として比べないでください。
寸法に余裕を取り冷却を組む
FLUX Mは底面3基を含む6ファン構成。
前面電源と底面吸気を使うmicroATXケース。175mm空冷や天面360mm水冷を考える人が、最小化より冷却を組む余地を選ぶ候補です。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大405mm
- 空冷・水冷
- 空冷175mm/天面360mm
- 付属ファン
- 120mm PWM×6
- 購入前の確認
- 幅247×奥行459×高365mm。最小ではない
- 120mm PWM×6
- 空冷175mm/天面360mm
確認しておきたい点幅247×奥行459mmあるため、小型という名前だけで机へ収まると判断しないでください。電源本体160mm以下に配線空間を足します。
前面吸気と付属構成から選ぶ
CH370は空冷と通風を起点に。
165mmまでの空冷や前面水冷を検討でき、標準的なmicroATX構成をまとめたい人向け。ヘッドホンホルダーなどの使い勝手も選ぶ理由になります。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPUと前面水冷を同時確認
- 空冷・水冷
- 空冷165mm/天面240mm・前360mm
- 付属ファン
- 後120mm×1
- 購入前の確認
- USB-Cは標準前面仕様に含まない
- 後120mm×1
- 空冷165mm/天面240mm・前360mm
確認しておきたい点標準付属は後120mmファン1基。必要な吸気ファンを含めて費用を比較し、前面USB-Cが必須なら別候補も確認してください。
Pop Mini Airはベイの使い方も確認。
前後に計3基のファンを含むmicroATXケース。ゲーム用に加え、手持ちのドライブを収めたい人が収納配置を見て選ぶ候補です。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大365mm
- 空冷・水冷
- 空冷170mm/前・天面240mm
- 付属ファン
- 120mm×3
- 購入前の確認
- USB-Cは追加部品の条件を確認
- 120mm×3
- 空冷170mm/前・天面240mm
確認しておきたい点USB-C追加部品と基板側ヘッダーは別に確認。奥行150mmの電源上限も確認し、長い電源の流用を先に決めないでください。
Elite 301 Whiteの通常セットを指定。
前120mm ARGBファン3基を含むmicroATX候補。小型でも吸気側から組み始められ、付属品の少ないLiteとの違いがはっきりしています。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPUと前ファンの空間を確認
- 空冷・水冷
- 空冷163.5mm/天面280mm
- 付属ファン
- 前120mm ARGB×3
- 購入前の確認
- LiteではないWhite通常仕様
- 前120mm ARGB×3
- 空冷163.5mm/天面280mm
確認しておきたい点White通常版の型番E301-WGNN-S00を基準に比較。ARGBの電源・制御と背面側の排気計画を確認してください。
AIR 100 ARGBは4基の付属内容を比較。
前3・後1の120mmファンを付属するmicroATX候補。通風と側板の使い方を、買い足す部品を含めて比較したい人に向きます。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大330mm
- 空冷・水冷
- 空冷161mm/前280mm・天面240mm
- 付属ファン
- 120mm ARGB×4(DC)
- 購入前の確認
- DC回転制御。Lite版とは別
- 120mm ARGB×4(DC)
- 空冷161mm/前280mm・天面240mm
確認しておきたい点付属ファンはDC制御で、PWMと同じ設定とは限りません。前面Type-Cも標準仕様には含まれないため、必要な端子で絞りましょう。
CX200M RGB ELITEは固定色RGBの5ファン。
電源カバー上の逆回転ファンを含む小型のガラスケース。見た目と付属構成をまとめて選びたい人が、330mm以内のGPUで計画する候補です。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU最大330mm
- 空冷・水冷
- 空冷164mm
- 付属ファン
- 固定色RGB120mm×5
- 購入前の確認
- ARGB3ファン版とは別
- 固定色RGB120mm×5
- 空冷164mm
確認しておきたい点名前の似たCX200M ARGBはファン構成が別。照明の自由な色変更を期待せず、RGB ELITEの固定モードを確認してください。
FARA H1Mは前ファンの厚みも計算。
幅210mmの小型箱形を起点に、必要なファンを選んで組みたい人向け。大型ATXを置くほどの場所がない構成で比較できます。
- サイズ・対応基板
- microATX
- グラボの条件
- GPU320mmは前ファンなし条件
- 空冷・水冷
- 空冷160mm
- 付属ファン
- 販売セットを確認
- 購入前の確認
- 電源はHDDかご有無で上限が変わる
- 販売セットを確認
- 空冷160mm
確認しておきたい点GPU最大320mmは前面ファンなしの条件。前ファンを足すときは残る長さを確認し、HDDかごと電源の奥行も同時に見てください。
選ぶ前の確認メモ
- 置く場所と残したいパーツを決め、GPU・電源・CPU冷却が同時に収まる構成から10候補を比較します。大きいケースの余裕、小さいケースの設置性、外観は異なる価値です。取付上限の数字を別々に満たすだけで組み上がるとは判断しません。
- 入りそうなケースを比較に追加し、GPU・電源・冷却の同時搭載条件を確認しましょう。ケース本体に必要なファンやライザー、ハブの代金を足した総額と国内保証を、各ショップでそろえて比べてください。
- 購入先では型番・構成・付属品・国内保証をそろえ、Amazon・楽天・Yahooの検索結果を照合する。
参考資料
- ※1LIAN LI A3-mATX 公式仕様 ↗
- ※2Jonsbo Z20 MESH 公式仕様 ↗
- ※3Antec FLUX M 公式仕様 ↗
- ※4DeepCool CH370 公式仕様 ↗
- ※5Fractal Design Pop Mini Air RGB 公式仕様 ↗
- ※6Jonsbo D31 MESH 公式仕様 ↗
- ※7Cooler Master Elite 301 White 公式仕様 ↗
- ※8Montech AIR 100 ARGB 公式仕様 ↗
- ※9Antec CX200M RGB ELITE 公式仕様 ↗
- ※10SilverStone FARA H1M 公式仕様 ↗
- ※11Tom’s Hardware:ケースの実機比較と用途別選定 ↗
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