オーディオミキサーの選び方
小規模演奏用アナログミキサー10機種を比較|マイク本数・返し・録音で選ぶ
歌のマイク、ステレオ鍵盤、演奏者への返しを数えて選ぶ10候補です。会場へ一つの音を送るだけなら小型構成、演奏者へ別の返しを作るならAUX、後で各楽器を直すならUSBの個別録音が必要です。
条件と主な機能を比較
| 商品 | マイク入力 | つなぐ音源 | USBと録音 | 返し・送り先 | 経路の注意 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4マイクの小型構成 | |||||
| 4系統 | マイク/ライン4(Hi-Z2) / ステレオライン2 / USB | 4 IN/4 OUT・最大96kHz/24bit。送出元を選択 | AUX1+FX1 | USB4chを全10ch個別録音と混同しない | |
| 4系統 | マイク/ライン4+ステレオライン4 | USB音声I/Oなし | 2 AUXセンド・2ステレオリターン | ALT3-4やAUXで音を分ける。USB録音は別機器が必要 | |
| 4系統 | コンボマイク4(Hi-Z2) / ステレオライン / RCA / USB | 4ch USBインターフェース(送出元は設定による) | AUX/FX系統。返しと内蔵FXの共用を確認 | USB4chと12chの入力表記は別。Windowsは対応ドライバーを確認 | |
| 4系統 | XLRマイク4 / モノライン4 / ステレオライン4対(USB共用) | 2 IN/2 OUT・48kHz/16bit・USB-B | FX SEND 1系統 | 11/12chはTRS入力とUSB再生が自動切替 | |
| 4系統 | マイク/ライン4+ステレオライン4 / RCA | USB音声I/Oなし | FX SEND 1系統・POST・内蔵FXと共用 | 内蔵FXを足してまとめる。USB録音機能はない | |
| 5〜7マイクと会場への送り分け | |||||
| 6系統 | 最大マイク6 / ライン12(マイクと一部共用) | 2 IN/2 OUT・最大192kHz/24bit。ステレオ録音 | 2系統(内蔵FX用を含む) | USBはステレオ。入力ごとの個別録音ではない | |
| 7系統 | マイク7 / ライン / USB / Bluetooth | PCへ2ch / PCから4ch・最大192kHz/24bit | モニターとFXのセンドを装備 | USBは全入力の個別録音ではない。3モードで送出元を選ぶ | |
| 6系統 | マイク/ライン6 / ステレオライン3 / USB戻り | ステレオUSB・16bit、32/44.1/48kHz | 外部AUX3系統+内蔵FX用1 | 100mmフェーダーと複数AUX。USBはステレオ | |
| 5系統 | マイク5 / ライン(5/6の一部は共用) / USB | 双方向ステレオUSB・24bit | 2 AUXセンド(モニター/FX) | 5番目のマイク入力とステレオ5/6の共用を確認 | |
| 8マイクとPCへの個別録音 | |||||
| 8系統 | マイク8 / ライン / Bluetooth / USB(共用あり) | 14×4 USB・最大96kHz/24bit。SDはステレオ録音 | モニター2系統+FX SEND | USBマルチトラックとSDステレオを分ける | |
リサちゃんとピクくんと整理しよう
10機種でマイク数が違うのはなぜ?
12chという名前でそろえないの?
小規模演奏で使う4〜8マイクに範囲をそろえたよ。キーボードなどのステレオ入力や返しが違うので、必要なマイク本数を満たした中で比べよう。
返しを2人分作りたい
ヘッドホンを分岐すればよい?
違うバランスを2人へ送るなら独立したAUXやモニターバスが必要。ZED-12FXやOnyx12のように複数の外部送りがあるものと、FX中心の小型卓を区別しよう。
演奏をあとで直せる機種は?
USB付きならどれでも同じ?
MG12XUとProFX12v3+は主に2ch送出、ZEDi-10FXは4ch、Onyx12はUSBマルチトラック。合唱の一人だけ、特定の楽器だけを直したいなら、録音先の独立トラックを確認してね。
ZEDi-10FXとZED-12FXは入力数だけの違い?
少し入力が増えるだけに見える。
ZEDiは入力ノブ中心の小型とUSB4ch、ZED-12FXは100mmフェーダーと外部AUX3系統、USBステレオ。入力数だけの差ではなく、操作と返しを選び分ける機種だよ。
古い機種のレビューも参考になる?
Live 802の記事は2015年だね。
MusicRadarは5マイクや内蔵FXを評価し、操作部の間隔とヘッドホン経路の制約にも触れている。配置の参考にはなるけれど、現在の価格・在庫・保証・長期故障率を示す資料とは分けて読もう。
保証はどのページを見ればよい?
海外ページと日本語ページの年数が違う。
購入する国内販売店と現行の正規窓口を確認しよう。Behringerの国内規定には部品別の期間、Mackieには国内サポート移管の案内がある。古いブランド紹介の年数を一律に当てはめないでね。
ボーカルとドラマーで返しを変えるには?
ヘッドホン端子を分配すれば、それぞれ好きな音量にできる?
同じミックスの音量を変えることはできても、ボーカルだけ大きい組合せとドラムだけ大きい組合せは作れない。別の返しを二つ作るなら、独立した二つのAUXなどの送りが必要。
PREとPOSTはどちらにする?
客席のフェーダーを動かしても演奏者の返しを保つならPRE、客席の音量に合わせて残響も動かすエフェクト送りならPOSTが使いやすい。AUXの数と、PRE/POSTを選べる位置をセットで確認しよう。
候補ごとの選ぶ理由と注意点
4マイクの小型構成
ZEDi-10FX
4マイクとステレオ楽器をまとめ、USB4chの録音も使いたい人へ。入力の音量はロータリー操作が中心。
- マイク入力
- 4系統
- つなぐ音源
- マイク/ライン4(Hi-Z2) / ステレオライン2 / USB
- USBと録音
- 4 IN/4 OUT・最大96kHz/24bit。送出元を選択
- 返し・送り先
- AUX1+FX1
- 経路の注意
- USB4chを全10ch個別録音と混同しない
確認しておきたい点全入力の個別録音ではない。ZED-10FXのUSB2ch仕様とは違う。
1202VLZ4
4マイクと多いステレオ入力、2AUX、ALT3/4を使い、音の送り方を物理操作で作りたい人へ。
- マイク入力
- 4系統
- つなぐ音源
- マイク/ライン4+ステレオライン4
- USBと録音
- USB音声I/Oなし
- 返し・送り先
- 2 AUXセンド・2ステレオリターン
- 経路の注意
- ALT3-4やAUXで音を分ける。USB録音は別機器が必要
確認しておきたい点内蔵FX・USB録音はない。必要なら外部機器とケーブルを用意する。
Notepad-12FX
4マイクと内蔵Lexicon FX、USB4chをコンパクトにまとめたい人へ。
- マイク入力
- 4系統
- つなぐ音源
- コンボマイク4(Hi-Z2) / ステレオライン / RCA / USB
- USBと録音
- 4ch USBインターフェース(送出元は設定による)
- 返し・送り先
- AUX/FX系統。返しと内蔵FXの共用を確認
- 経路の注意
- USB4chと12chの入力表記は別。Windowsは対応ドライバーを確認
確認しておきたい点AUX/FXの共用とUSB送出元を確認。複数の独立した返しが必要なら別構成も比較。
XENYX 1202SFX
4マイクと4組のステレオ入力を使い、内蔵FXとステレオUSBで簡潔にまとめたい人へ。
- マイク入力
- 4系統
- つなぐ音源
- XLRマイク4 / モノライン4 / ステレオライン4対(USB共用)
- USBと録音
- 2 IN/2 OUT・48kHz/16bit・USB-B
- 返し・送り先
- FX SEND 1系統
- 経路の注意
- 11/12chはTRS入力とUSB再生が自動切替
確認しておきたい点旧1202FX/Q1202USBとは別。11/12はラインとUSB再生の切替になり、同時に足せない。
5〜7マイクと会場への送り分け
MG12XU
最大6マイク、ステレオ楽器、グループとAUXを使い、小編成の会場出力をまとめる人へ。
- マイク入力
- 6系統
- つなぐ音源
- 最大マイク6 / ライン12(マイクと一部共用)
- USBと録音
- 2 IN/2 OUT・最大192kHz/24bit。ステレオ録音
- 返し・送り先
- 2系統(内蔵FX用を含む)
- 経路の注意
- USBはステレオ。入力ごとの個別録音ではない
確認しておきたい点MG12X、MG12XUKとはUSB・フェーダー・バスが異なる。USBはステレオ録音。
ProFX12v3+
7マイク、内蔵FX、Bluetooth、USBモードを使い、会場演奏と配信も兼ねたい人へ。
- マイク入力
- 7系統
- つなぐ音源
- マイク7 / ライン / USB / Bluetooth
- USBと録音
- PCへ2ch / PCから4ch・最大192kHz/24bit
- 返し・送り先
- モニターとFXのセンドを装備
- 経路の注意
- USBは全入力の個別録音ではない。3モードで送出元を選ぶ
確認しておきたい点USBで送るのは2ch。ProFX12v3の旧仕様とv3+を区別。
ZED-12FX
6マイク、100mmフェーダー、外部AUX3系統を使い、演奏者へ複数の返しを作りたい人へ。
- マイク入力
- 6系統
- つなぐ音源
- マイク/ライン6 / ステレオライン3 / USB戻り
- USBと録音
- ステレオUSB・16bit、32/44.1/48kHz
- 返し・送り先
- 外部AUX3系統+内蔵FX用1
- 経路の注意
- 100mmフェーダーと複数AUX。USBはステレオ
確認しておきたい点ZEDiの大きい版というだけではなく、操作とバス構成が違う。USBはステレオ。
Live 802
5つのXLR入力、2AUX、内蔵FX、メインまたはモニター用9バンドEQを使う小規模演奏へ。
- マイク入力
- 5系統
- つなぐ音源
- マイク5 / ライン(5/6の一部は共用) / USB
- USBと録音
- 双方向ステレオUSB・24bit
- 返し・送り先
- 2 AUXセンド(モニター/FX)
- 経路の注意
- 5番目のマイク入力とステレオ5/6の共用を確認
確認しておきたい点5番目のマイクはステレオ5/6の一部と共用。国内販売店の取扱・電源・保証条件を確認。
8マイクとPCへの個別録音
Onyx12
8マイクとモニター2系統を使い、小編成の演奏をPCへ個別録音したい人へ。
- マイク入力
- 8系統
- つなぐ音源
- マイク8 / ライン / Bluetooth / USB(共用あり)
- USBと録音
- 14×4 USB・最大96kHz/24bit。SDはステレオ録音
- 返し・送り先
- モニター2系統+FX SEND
- 経路の注意
- USBマルチトラックとSDステレオを分ける
確認しておきたい点SDカードはステレオ録音。個別に残すならPCとUSB録音の設定が必要。
選ぶ前の確認メモ
- 同時に使うマイク数と、楽器用のライン入力を数える。
- 演奏者へ何系統の返しを作るかを決め、FXとのAUX共用を確認する。
- 録音が必要ならUSB・SDのどちらで、個別かステレオかを照合する。
参考資料
- ※1Yamaha MG12XU:公式仕様・接続条件 ↗
- ※2Mackie ProFX12v3+:公式仕様・接続条件 ↗
- ※3Mackie ProFX12v3+:公式仕様・接続条件 ↗
- ※4Allen & Heath ZEDi-10FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※5Allen & Heath ZEDi-10FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※6Mackie 1202VLZ4:公式仕様・接続条件 ↗
- ※7Allen & Heath ZED-12FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※8Allen & Heath ZED-12FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※9Mackie Onyx12:公式仕様・接続条件 ↗
- ※10Mackie Onyx12:公式仕様・接続条件 ↗
- ※11Soundcraft Notepad-12FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※12Alto Professional Live 802:公式仕様・接続条件 ↗
- ※13Behringer XENYX 1202SFX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※14Mackie Mix12FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※15Mackie Mix12FX:公式仕様・接続条件 ↗
- ※16Allen & Heath:ZED-12FX/16FX/22FX公式取扱説明書 ↗
- ※17MusicRadar:Live 802実機レビュー(2015年、操作配置の参考) ↗
- ※18エレクトリ:Behringer国内保証・部品別条件 ↗
- ※19Mackie Japan:国内取扱・サポート移管のお知らせ ↗
リサちゃん
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