いい買い物に、根拠を。

オーディオミキサーの選び方

ミキサーの選び方|音をまとめる・録る・配信する

ミキサーは複数の音の大きさや音色を調整し、配信、録音、スピーカーやヘッドホンへ送る機器です。歌と伴奏を一つにまとめるのか、演奏者ごとに違う音を返すのか、あとで録音を直したいのか。必要な入力と送り先を先に決めると、余計な機能へ迷わず選べます。

リサちゃんとピクくんと整理しよう

マイク1本でもミキサーが必要?

リサちゃん

配信を始めるので買おうと思った。

ピクくん

声だけならUSBマイクやシンプルなオーディオインターフェースで足りることもある。伴奏や通話を混ぜる、手元で音量を変える、聴く音と送る音を分ける必要があるならミキサーの役割が出てくるよ。

フェーダーがある機器は全部ミキサー?

リサちゃん

DAW用の操作機器も似ているね。

ピクくん

音声を受けて実際に混ぜる機器と、ソフトのフェーダーへ操作情報を送るだけの機器は別。DIやプリアンプも入力の変換・増幅が主な役割で、複数の音を自由に混ぜる卓の代わりとは限らない。

USB付きなら歌を後から直せる?

リサちゃん

マイクを何本もつないで録りたい。

ピクくん

完成したステレオだけをUSBへ送る機種と、各入力を別トラックで送る機種がある。MG12XUはステレオ、Onyx12はUSBマルチトラック。買う前に、録った後に声だけ音量を変えたいか決めよう。

客席と自分で違う音を聴きたい

リサちゃん

自分の歌だけ大きくできる?

ピクくん

客席用のメインとは別のAUXやモニターバスを用意すると、自分へ返すバランスを作れる。同じステレオ音を音量だけ変えるヘッドホン出力とは違うよ。

ミキサーを買えばスピーカーは鳴る?

リサちゃん

スピーカー端子へつなぐだけ?

ピクくん

ここで選ぶ通常の卓はライン音声を出す。パワードスピーカーか別のパワーアンプが必要だよ。パワードミキサーはスピーカー用のアンプを内蔵する別の構成で、入力数だけを同列には比べない。

デジタルなら音も必ず良くなる?

リサちゃん

新しい方式の方が上なのかな。

ピクくん

設定保存、個別処理、複数ミックス、録音などの機能が増えることが主な選ぶ理由。操作の速さや使う入力、出力先に合うかも大切で、方式名だけで音の順位は決まらないよ。

長い保証のメーカーが壊れにくい?

リサちゃん

ブランドだけで選んでもよい?

ピクくん

保証期間は故障率ではないよ。国内正規品か、部品による期間の違い、現在の受付窓口を確認しよう。Mackieは国内サポートの移管案内もあるので、古い日本語ページの窓口をそのまま使わないようにしたい。

USB録音で後から歌だけ直せる?

リサちゃん

USB付きなら、各マイクを別トラックにできる?

ピクくん

ステレオミックスだけを送る機器では、マイクと楽器が混ざった左右2chを録る。個別録音には各入力を別チャンネルでPCへ送る機能が必要だよ。

リサちゃん

会場用ミキサーと録音用は違うんだね。

ピクくん

兼用できる機種もある。録音だけ後で必要になりそうなら、USBの入力/出力チャンネル数と録音できる信号の取り出し位置まで確かめよう。

手持ちのスピーカーがパッシブなら、アンプの場所を決める

リサちゃん

会場にアンプの入っていないスピーカーがあるんだ。

ピクくん

通常のミキサーなら別のパワーアンプを挟む。EMX5のようなパワードミキサーなら、そのアンプを一台にまとめられるよ。EMX5は最大8マイク入力で、スピーカー用とライン用の出力を持つ。出力W数だけで会場人数を決めず、スピーカーの対応負荷と使う配置を確認しよう。

リサちゃん

スピーカーに電源コードがあれば?

ピクくん

アンプ内蔵型なら、通常はライン出力を使う。SPEAKERSの出力をライン入力へ挿すものではない。機器を買う前に、どこで音を混ぜ、どこでスピーカーを駆動するかを書き出すと、アンプの重複を防げる。

リサちゃん

同時に演奏も録りたいな。

ピクくん

EMX5のREC OUTを外部録音機へ送る構成と、USBで各入力を別トラックへ送れる卓は分けて考えよう。後から歌だけ直すのが目的なら、個別録音に対応する小規模演奏用の比較へ進もう。

条件を決めて候補を比べる

使う場所と接続が決まったら、対応する候補へ進みましょう。

今回出てきた商品

本文の違いを説明するための実例です。掲載順はおすすめ順位ではありません。

Yamaha · 声と伴奏を配信

AG03MK2

一人で話す・歌う音とPCの音をまとめ、手元でレベルを変える例。

Yamaha · 小編成の演奏をまとめる

MG12XU

複数の声や楽器を会場へ送り、つまみとフェーダーを直接触る例。

Mackie · 演奏後に個別調整する

Onyx12

アナログ卓の操作を使い、PCへ複数トラックを残す例。

Behringer · 小型でも設定を保存

FLOW 8

4本のマイクをまとめ、設定保存や手元以外からの調整も使う例。

Yamaha · 本体で設定と複数の返し

MGX12

タッチ画面で設定を扱い、複数の送り先や録音もまとめる例。

Yamaha · パッシブPAスピーカーも駆動する

EMX5

ミキサーとスピーカー用パワーアンプをまとめる構成の例。最大8本のマイクを接続する。

選ぶ前の確認メモ

  • 同時に使うマイク本数とステレオ音源数を、共用端子を除いて数える。
  • 配信・録音・会場・自分のヘッドホンへ、どの音を送るか決める。
  • USBの録音ch、AUXの独立系統、電源と国内保証を型番で確認する。

参考資料

  1. ※1Yamaha AG03MK2:公式仕様・接続条件 ↗
  2. ※2Yamaha AG03MK2:公式仕様・接続条件 ↗
  3. ※3Yamaha AG03MK2:公式仕様・接続条件 ↗
  4. ※4Yamaha MG12XU:公式仕様・接続条件 ↗
  5. ※5Mackie Onyx12:公式仕様・接続条件 ↗
  6. ※6Mackie Onyx12:公式仕様・接続条件 ↗
  7. ※7Behringer FLOW 8:公式仕様・接続条件 ↗
  8. ※8Yamaha MGX12:公式仕様・接続条件 ↗
  9. ※9Roland BRIDGE CAST:公式仕様・接続条件 ↗
  10. ※10Mackie 1202VLZ4:公式仕様・接続条件 ↗
  11. ※11Mackie ProFX12v3+:公式仕様・接続条件 ↗
  12. ※12Mackie ProFX12v3+:公式仕様・接続条件 ↗
  13. ※13Behringer XENYX 1202SFX:公式仕様・接続条件 ↗
  14. ※14エレクトリ:Behringer国内保証・部品別条件 ↗
  15. ※15Mackie Japan:国内取扱・サポート移管のお知らせ ↗
  16. ※16Yamaha EMX5:国内公式仕様書、マイク入力とアンプ出力 ↗