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録音レコーダーの選び方

32bitフロート録音は必要?|編集のしやすさと音割れを防げる範囲

小さかった音を上げ、大きすぎたレベルを下げやすいのが32bit floatの利点です。ただし、すでにマイクや入力回路で歪んだ音、風の音、遠すぎる声まで元に戻せるわけではありません。録り方と編集の両方から必要性を考えましょう。

リサちゃんとピクくんと整理しよう

32bit floatだと何が楽になる?

リサちゃん

急に大きな声が出ても慌てなくていい?

ピクくん

広い範囲の値をファイルに残せるので、あとで適切な音量へ調整しやすくなる。対応するレコーダーの入力回路と組み合わせると、予測しづらい音量変化を扱いやすいね。ただし録音後に対応ソフトで調整する前提も含めて選ぼう。

波形が大きければ、下げるだけで全部直る?

リサちゃん

割れて聞こえたら後で直せるよね。

ピクくん

ファイルのレベルと、マイク・アナログ回路の飽和は別だよ。DR-07XPの手引きでは、PEAKが点灯するような過大入力は本体を音源から離すよう案内している。H1essentialとH5studioも内蔵マイクの最大音圧が違う。形式が同じでも入力の限界は同じではないんだ。

ミキサーの出力をマイク端子へ入れても大丈夫?

リサちゃん

音量は後で下げればいいかな。

ピクくん

マイク用とライン用では受けられるレベルが違う。FR-AV2はMIC選択時の最大+4dBuとLINE時の最大+24dBuを分けて示している。端子の形だけで決めず、出力機器と入力モードを合わせよう。アナログ入力の上限を超えた歪みは、32bit floatで直せないよ。

PCへつなげば同じ32bitで録れる?

リサちゃん

本体に32bitと書かれていたよ。

ピクくん

本体カードへの録音とUSB伝送は別の仕様。H1essentialのUSBマイクは48kHz/16-bitだけれど、H4essentialは32bit floatのUSBに対応する。USBで使うならパソコンのOS、ドライバー、録音ソフト、同時カード録音の条件も揃えて確認しよう。

動画編集ソフトへ入れるだけで整う?

リサちゃん

音量調整をしなくても聞ける?

ピクくん

対応ソフトで音量を整え、必要な形式へ書き出そう。32bit floatを読み込めることと、納品先が受け取れる形式は別。大きな値をそのまま固定小数点の形式へ書き出すとクリップすることがあるので、書き出す前にピークと実際の音を確認したいね。

192kHzが選べれば、いつも最大がいい?

リサちゃん

数字が大きいほうが安心そう。

ピクくん

編集や納品に必要な周波数を選ぼう。大きい設定はデータ量が増え、機種によって記録トラックやUSB併用の条件も変わる。F6では32bit float・192kHz時とデュアル記録時で最大トラック数が異なるよ。動画なら制作側が求める設定に揃えることも大切。

音量を下げて直る歪みと直らない歪み

リサちゃん

波形が上まで振り切れていたら、もう失敗?

ピクくん

32bitフロートの数値範囲内で保存されているなら、編集で下げて波形を戻せる場合がある。一方、マイクやアナログ入力の限界を超えて波形自体が潰れた音は、ファイル形式では戻せない。

リサちゃん

録音中は何を聞けばいい?

ピクくん

ヘッドホンで息、風、接触音、割れを確認する。レベル表示だけでなく音を聞き、外部ミキサーの大きい出力にはライン入力を使う。32bit対応ソフトで読み込めるかも収録前に短く試そう。

使い方が決まったら、候補を選ぼう

気になる使い方に合わせて、次の記事で具体的に比べてみましょう。

今回出てきた商品

本文の違いを説明するための実例です。掲載順はおすすめ順位ではありません。

ZOOM · 身軽に練習や環境音を録る

ZOOM H1essential

内蔵ステレオ/3.5mmマイク・ライン入力。XLRなし。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

ZOOM · 大きな音や外部マイクも扱う

ZOOM H5studio

付属XYカプセル+XLR/TRSコンボ2。カプセル3.0対応。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

ZOOM · 内蔵マイクと外部マイク2本を組み合わせる

ZOOM H4essential

内蔵ステレオ+XLR/TRSコンボ2。3.5mmは内蔵マイクと切替。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

選ぶ前の確認メモ

  • 何をどの距離から録るかを決め、内蔵マイクか外部マイクかを選ぶ。
  • 入力数と記録トラック数、電源・カード・風防などの必要品を確認する。
  • 編集ソフト、同期方法、日本向け新品の保証条件を揃えて比較する。

参考資料

  1. ※1ZOOM H1essential 日本向け公式仕様 ↗
  2. ※2ZOOM:国内購入と3年間保証の登録条件 ↗
  3. ※3ZOOM H5studio 日本向け公式仕様 ↗
  4. ※4ZOOM TCA-1:対応本体と必要ファームウェア ↗
  5. ※5ZOOM H4essential 日本向け公式仕様 ↗
  6. ※6TASCAM DR-07XP:入力レベル・録音形式の取扱説明書 ↗
  7. ※7ZOOM:現行ハンディレコーダー比較表 ↗
  8. ※8Tentacle SYNC E:LTC・カメラ・編集ソフトの接続手引き ↗
  9. ※9AudioTechnology:H5studioの実機レビュー(2025年6月) ↗
  10. ※10MusicRadar:DR-40XPの実機レビュー(2026年8月) ↗
  11. ※11TASCAM DR-07XP 日本向け公式仕様 ↗
  12. ※12TASCAM:国内保証と修理窓口 ↗
  13. ※13TASCAM Portacapture X6 日本向け公式仕様 ↗
  14. ※14ZOOM H2essential 日本向け公式仕様 ↗
  15. ※15TASCAM DR-05XP 日本向け公式仕様 ↗
  16. ※16TASCAM DR-40XP 日本向け公式仕様 ↗
  17. ※17TASCAM DR-40XP:製造番号による無償点検・改修 ↗
  18. ※18TASCAM Portacapture X8 日本向け公式仕様 ↗
  19. ※19ZOOM H6studio 日本向け公式仕様 ↗
  20. ※20ZOOM F3 日本向け公式仕様 ↗
  21. ※21TASCAM FR-AV2 日本向け公式仕様 ↗
  22. ※22TASCAM FR-AV4 日本向け公式仕様 ↗
  23. ※23ZOOM F6 日本向け公式仕様 ↗