いい買い物に、根拠を。

録音レコーダーの選び方

カメラとは別に音を録るには?|外部マイク・電源・同期を揃えよう

映像にちょうどよい位置と、声を近くで録れる位置は同じとは限りません。外部マイクと録音機を分けるなら、何本を同時に録るか、どこから給電するか、撮った映像とどう合わせるかまで一緒に決めましょう。

リサちゃんとピクくんと整理しよう

ブームとピンマイクを別々に録りたい

リサちゃん

2本あれば、一人の撮影には足りそう。

ピクくん

独立した2入力があれば、それぞれを別トラックで残せる。F3とFR-AV2はいずれも外部マイク用で、内蔵マイクはない。F3はXLR2系統、FR-AV2はXLR/TRSの2系統とタイムコードを備える。手持ちマイクの端子と同期方法から比べよう。

XLRなら挿すだけで録れる?

リサちゃん

コンデンサーマイクを使う予定。

ピクくん

マイクが必要とする電源を確認しよう。XLRのファンタム電源と3.5mmマイクのプラグインパワーは別。機器に合わない電源をかけず、必要な入力だけ指定どおり設定する。ファンタム電源を使うと電池の持ちも変わるので、同じ条件で運用時間を考えたいね。

出演者が4人なら、どこを増やす?

リサちゃん

一人ずつ後で音量を変えたい。

ピクくん

4人を別マイクで録るなら独立した4入力が必要。FR-AV4は外部4入力、F6は外部6入力がある。内蔵ステレオも使いたいならH6studioの4XLR+付属XYという選び方になる。ミックスを含んだトラック数だけで人数を決めないようにしよう。

録音機の出力をカメラにも送れば同じ音?

リサちゃん

カメラ側に入れておけば編集も簡単そう。

ピクくん

参照用の音として残すと波形で合わせやすいけれど、出力レベルとカメラの入力条件を合わせる必要がある。録音機の32bit floatファイルがアナログケーブルでそのまま移るわけではないよ。カメラ側だけ歪む場合もあるので両方を試し録りしよう。

ワイヤレスで聞ければ遅れは気にしない?

リサちゃん

Bluetoothイヤホンで確認したい。

ピクくん

FR-AV2やFR-AV4は別売AK-BT2でワイヤレスモニタリングに対応するけれど、対応機器や遅延の条件を確認しよう。モニターの遅れと録音ファイルの同期は別の話。口の動きまで判断したいときは有線での確認も使い分けたいね。

録音機のほかに何を買う?

リサちゃん

予算を本体だけで使い切りたくない。

ピクくん

マイク、適切な長さのケーブル、風防、固定具、ヘッドホン、確認済みカードと予備電源を先に数えよう。同期箱が必要ならカメラ台数分の接続も考える。レコーダーの口数を増やす前に、この構成で持ち運べるかと総額を比べよう。

1台のカメラでもタイムコードが必須?

リサちゃん

短いインタビューから始めたい。

ピクくん

カメラにも参照音を録り、冒頭の手拍子など明確な音を目印に、編集ソフトで波形を合わせる方法がある。長回しでは終わりの位置も確認しよう。テイクやカメラが増えて合わせる手間が大きくなったら、タイムコードの導入条件を検討するとよいね。

使い方が決まったら、候補を選ぼう

気になる使い方に合わせて、次の記事で具体的に比べてみましょう。

今回出てきた商品

本文の違いを説明するための実例です。掲載順はおすすめ順位ではありません。

ZOOM · 外部マイク2本を小さく別録音

ZOOM F3

XLR2(MIC/LINE切替)。TRSコンボではない。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

TASCAM · 2入力と有線タイムコードをまとめる

TASCAM FR-AV2

XLR/TRSコンボ2。3.5mm入力と同時入力上限は2。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

TASCAM · 4入力とカメラの長回し同期を考える

TASCAM FR-AV4

XLR/TRSコンボ4。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

ZOOM · 6本の外部マイクを個別に記録

ZOOM F6

XLR6(MIC/LINE切替)。TRSコンボではない。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

ZOOM · 4入力と個別操作で複数音源を扱う

ZOOM H6studio

付属XYカプセル+XLR/TRSコンボ4。カプセル3.0対応。録る対象と必要な入力数が合う場合の候補です。

選ぶ前の確認メモ

  • 何をどの距離から録るかを決め、内蔵マイクか外部マイクかを選ぶ。
  • 入力数と記録トラック数、電源・カード・風防などの必要品を確認する。
  • 編集ソフト、同期方法、日本向け新品の保証条件を揃えて比較する。

参考資料

  1. ※1ZOOM F3 日本向け公式仕様 ↗
  2. ※2ZOOM:国内購入と3年間保証の登録条件 ↗
  3. ※3ZOOM TCA-1:対応本体と必要ファームウェア ↗
  4. ※4TASCAM FR-AV2 日本向け公式仕様 ↗
  5. ※5TASCAM:国内保証と修理窓口 ↗
  6. ※6TASCAM FR-AV4 日本向け公式仕様 ↗
  7. ※7ZOOM F6 日本向け公式仕様 ↗
  8. ※8ZOOM H6studio 日本向け公式仕様 ↗
  9. ※9TASCAM DR-07XP:入力レベル・録音形式の取扱説明書 ↗
  10. ※10ZOOM:現行ハンディレコーダー比較表 ↗
  11. ※11Tentacle SYNC E:LTC・カメラ・編集ソフトの接続手引き ↗
  12. ※12AudioTechnology:H5studioの実機レビュー(2025年6月) ↗
  13. ※13MusicRadar:DR-40XPの実機レビュー(2026年8月) ↗
  14. ※14ZOOM H1essential 日本向け公式仕様 ↗
  15. ※15TASCAM DR-07XP 日本向け公式仕様 ↗
  16. ※16ZOOM H4essential 日本向け公式仕様 ↗
  17. ※17TASCAM Portacapture X6 日本向け公式仕様 ↗
  18. ※18ZOOM H2essential 日本向け公式仕様 ↗
  19. ※19ZOOM H5studio 日本向け公式仕様 ↗
  20. ※20TASCAM DR-05XP 日本向け公式仕様 ↗
  21. ※21TASCAM DR-40XP 日本向け公式仕様 ↗
  22. ※22TASCAM DR-40XP:製造番号による無償点検・改修 ↗
  23. ※23TASCAM Portacapture X8 日本向け公式仕様 ↗