いい買い物に、根拠を。

プリンターの選び方

インクジェット・タンク・レーザーの費用比較|何枚刷ると選び方が変わる?

安い本体でも、使い方によっては交換インクが負担になります。反対に、印刷が少なければ大容量モデルの初期費用が大きくなります。毎月の文書と写真を分けて考えましょう。

リサちゃんとピクくんと整理しよう

枚数をどう数えればよい?

リサちゃん

両面の資料を10枚出したら10枚で計算?

ピクくん

紙は10枚でも印刷する面は20ページ。カラー・白黒・写真を分け、毎月どれだけ出すかをざっくり数えよう。写真の全面ベタと文字だけの紙ではインク量が違うよ。

リサちゃん

月10枚の両面資料なら、一年では?

ピクくん

白黒だけなら20ページ×12か月で240ページ。そのほかの写真やカラー資料は別に足そう。交換インクの公称枚数と同じ条件とは限らないので、概算の入口として使うんだ。

高いタンク機を買う境目は?

リサちゃん

月100枚なら必ずタンクが得?

ピクくん

一律には決まらない。本体差額÷一ページあたりの消耗品費の差で、差額を埋めるページ数を概算できる。例えば自分が確認した価格で差額を入れ、何年で刷る量かを考える。用紙・交換部材・故障修理を別に加える必要もあるよ。

リサちゃん

計算の形を、数字の例で知りたい。

ピクくん

仮に本体差が2万円、一ページの差が5円なら、2万円÷5円で4,000ページが単純な分岐点。年500ページなら8年分になる。これは架空の計算例で、実際は使うインク・紙・交換部品の費用を入れ、自分が使う年数と比べよう。

各社の一枚何円をそのまま比較?

リサちゃん

数字が一番小さい機種ならよさそう。

ピクくん

A4文書かL判写真か、紙を含むか、標準か大容量インクか、どの価格時点かをそろえよう。クリーニングや少量ずつの印刷で実際は変わる。公称値は家での請求額そのものではないよ。

リサちゃん

L判の値段とA4の値段を並べていたかも。

ピクくん

L判は写真用紙を含む表示、A4はインクだけということもある。両方を「一枚」で比べず、同じ原稿・紙・品質モードの値を探す。家庭の写真中心ならL判、配布物中心ならA4文書で計算を分けると意味があるよ。

最初のインクで長く使える?

リサちゃん

同梱品も大容量の一本分だと思っていた。

ピクくん

初期充填で消費したり、スターターが交換用より少なかったりする。箱の付属品と交換品の型番・印刷可能枚数を別に見よう。大容量ボトルでも初回は条件が違うよ。

リサちゃん

交換用の大容量トナーの枚数を、買った直後の枚数に使っていた。

ピクくん

同梱品と交換品を分けるだけで計算が変わるよ。箱に含む量を最初の期間に使い、その後は買い足す型番で見積もる。初期充填と清掃に使う分も、全量が紙へ載るとは考えないでね。

レーザーはトナーだけ?

リサちゃん

トナーを足せばずっと使えるの?

ピクくん

ドラムが別交換の機種、トナーと一体の機種、定期交換部品がある機種で違う。PA2000wの公称費用もトナーのみとドラム込みで分かれている。寿命目安と無償保証も同じ数字ではないよ。

リサちゃん

トナーの値段だけでは、安い機種が分からないんだね。

ピクくん

トナーとは別に交換するドラムやメンテナンス部品を足そう。公称交換目安は一回に何ページ印刷するかでも変わるので、自分の短い印刷と条件が近いかを見るとよいね。

使わない間はタンクなら安心?

リサちゃん

補充式は乾かないイメージだった。

ピクくん

タンクもインクジェットなので、長期未使用時は説明書に沿った管理が必要。白黒文書しか出さないならレーザーも候補だが、写真の色印刷を代わりに担えるわけではないよ。

リサちゃん

年賀状の時だけ使うなら、量が多くても別に考える?

ピクくん

そう。一年分の総枚数だけでは、長く使わない期間が見えない。再開時のノズル確認や清掃まで含めて使い方を考え、写真のカラーが必要なら白黒レーザーでは代用しないようにしよう。

結局どこへ進めばよい?

リサちゃん

枚数は少なめ、写真もたまにあるよ。

ピクくん

まず家庭用A4から。本体と交換費を計算して継続印刷が多ければタンク、白黒書類だけならモノクロレーザーへ進もう。大容量カートリッジと注入タンクも方式を分けて選ぶと迷いにくいよ。

リサちゃん

毎月の白黒資料と、年に数回の写真は分けて数えるね。

ピクくん

それなら本体差額を回収できるか判断しやすい。用紙代、希望する両面やADFまでそろえ、購入総額と維持費の両方が納得できる候補を残そう。

カラーのレーザー/LED機は、何を費用へ足す?

リサちゃん

カラー文書を月200ページほど刷るなら、タンクかレーザーか迷うね。

ピクくん

まず期間をそろえよう。月200ページを3年なら7,200ページで、半分がカラーならカラー3,600・白黒3,600と分けられる。HL-L3240CDWのようなカラーLED機は、四つのトナーに加えてドラム、ベルト、廃トナーボックスも交換対象だよ。

リサちゃん

カラーの一枚単価に7,200を掛ければ終わり?

ピクくん

カラーと白黒の割合、同梱トナーで印刷できる分、部品の交換条件をそろえないと比較がずれる。本体価格+必要な純正トナー+期間中に交換する部品+用紙を同じ範囲で積み上げ、タンク式もボトルとメンテナンス部品を同じように数えよう。規格の印刷可能枚数は原稿によって変わる目安だよ。

リサちゃん

仕事の束を急いで出すなら、速度の差も意味がある?

ピクくん

あるよ。HL-L3240CDWはA4片面がカラーも白黒も約26枚/分、両面は約10ページ/分。片面の数字を両面作業へ使わないでね。印刷専用なのでコピーが必要なら複合機へ。写真の階調や光沢紙を優先するなら写真向けの候補も見直そう。

話に出てきた商品

使い方が決まったら、候補を選ぼう

気になる使い方に合わせて、次の記事で具体的に比べてみましょう。

今回出てきた商品

本文の違いを説明するための実例です。掲載順はおすすめ順位ではありません。

Canon PIXUS TS3730

Canon · たまに数枚だけ使う

Canon PIXUS TS3730

印刷頻度が低く、まずは自宅で数枚を印刷できればよい場合の候補。大量印刷機の大きさや初期費用を避けたい使い方です。

Canon G3390

Canon · 日々の資料とコピー

Canon G3390

染料カラーと顔料黒の4色タンク。普通紙中心の印刷を増やしつつ、コピー・スキャン・自動両面も欲しい家庭の候補です。

Brother HL-L2460DW

Brother · 家の書類を無線で

Brother HL-L2460DW

カラーやスキャンが不要で、PCや対応端末から書類を印刷したい人向け。家庭のレーザー機として、無線と自動両面を起点に選べます。

Brother · カラーの資料をまとめて印刷する例

Brother HL-L3240CDW

カラーの資料をまとめて印刷する例

選ぶ前の確認メモ

  • 何を何枚、どの頻度で印刷するかを先に決める。
  • 印刷サイズと読み取りサイズ、印刷とスキャンの両面機能を分ける。
  • 本体・純正消耗品・交換部材・保守を含む費用と置き場を確認する。

参考資料

  1. ※1Canon PIXUS TS8930:国内仕様・消耗品条件 ↗
  2. ※2Canon PIXUS TS3730:国内仕様・消耗品条件 ↗
  3. ※3Canon G3390:国内仕様・消耗品条件 ↗
  4. ※4Brother HL-L2460DW:国内仕様・消耗品条件 ↗
  5. ※5RICOH SP 2300L:国内仕様・消耗品条件 ↗
  6. ※6京セラ PA2000w:国内仕様・消耗品条件 ↗
  7. ※7ブラザー:2025年A4新製品とインク方式 ↗
  8. ※8エプソン:印刷コスト・速度の測定条件 ↗
  9. ※9Brother HL-L3240CDW 国内公式仕様 ↗
  10. ※10Brother HL-L3240CDW 純正消耗品・交換条件 ↗