プリンターの選び方
A4インクタンク複合機の比較|写真制作と文書処理を選び分ける
ボトル補充式を十機種集め、写真用インクが必要な用途と普通紙の束を扱う用途を分けます。文書処理では両面原稿を自動で読めるか、写真では用紙と色材構成を先に比較しましょう。
目的と必要条件をそろえて比較
| 商品 | インク・トナー | 最大印刷サイズ | 機能 | 自動両面印刷 | 原稿台のサイズ | 原稿送り |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 写真も継続して印刷 | ||||||
| 6色独立・インクボトル(顔料ブラック、染料ブラック、染料カラー4色) | A4(リーガル対応) | プリント・コピー・スキャン | 対応(用紙条件あり) | A4 | 原稿台/詳細確認 | |
| 5色・ボトル補充式の独立タンク | A4/リーガル | プリント・コピー・スキャン | 対応(用紙条件あり) | A4 | 原稿台/詳細確認 | |
| 束の文書・FAX・両面原稿 | ||||||
| 4色・全色顔料の補充式独立インクタンク | A4(リーガル・長尺用紙にも対応) | 印刷・コピー・スキャン・FAX | 対応(用紙条件あり) | A4 | 50枚 | |
| 4色インクボトル | A4(リーガル対応) | プリント・コピー・スキャン・ファクス | 対応(用紙条件あり) | A4 | 30枚 | |
| 4色インクボトル | A4(リーガル対応) | プリント・コピー・スキャン・ファクス | 対応(用紙条件あり) | A4 | 原稿台/詳細確認 | |
| 4色顔料・補充式 | A4 | プリント・コピー・スキャン・ファクス | 対応(用紙条件あり) | A4 | 35枚 | |
| 4色顔料・補充式 | A4 | プリント・コピー・スキャン・ファクス | 対応(用紙条件あり) | A4 | 35枚 | |
| 文書を印刷し、一枚ずつコピー | ||||||
| 4色顔料・補充式 | A4 | プリント・コピー・スキャン | 対応(用紙条件あり) | A4 | 原稿台/詳細確認 | |
| 4色インクボトル | A4(リーガル対応) | プリント・コピー・スキャン | 対応(用紙条件あり) | A4 | 原稿台/詳細確認 | |
| 4色・補充式独立インクタンク(染料カラー3色+顔料ブラック) | A4(リーガル・長尺用紙にも対応) | 印刷・コピー・スキャン | 対応(用紙条件あり) | A4 | 原稿台/詳細確認 | |
リサちゃんとピクくんと整理しよう
大容量カートリッジもタンク?
FirstTankという名前も見たよ。
ブラザーの大容量カートリッジ式と、ボトルから本体へ注ぐタンク式は補充方法が違う。ここでは注入式をそろえた。ブランド名のタンクという言葉だけで同じ方式だと決めないように。
同じ大容量でも、買い足す物が違うのね。
カートリッジを丸ごと交換するのか、ボトルを指定の注入口へ補充するのかを確認しよう。色ごとの型番と補充手順まで見ると、本体の名前だけで判断しなくて済むよ。
写真も全色顔料でよい?
全色顔料というほうが上位に見える。
普通紙の資料向けと、写真用紙への表現を狙う5・6色機を分けよう。GXやPXの文書向けと、EW-M757T・873Tの写真も扱う機種では用途の軸が違う。
写真も少しある文書中心なら、どちらの群?
まず普通紙の文字や図を毎日刷る条件で候補を選ぼう。飾る写真の表現を重視するときは写真群へ。顔料4色が染料を含む6色より上、という一列の関係ではないので、使う紙と原稿を決めるのが先だよ。
両面の原稿を一気に取り込みたい
両面印刷対応なら大丈夫?
両面スキャンも別に必要。GX7130の同時両面読取とEW-M678FTの自動両面給紙は処理方式も違う。毎日大量なら、読取方式と指定条件での速度を比較しよう。
同時両面と、自動両面でも違うんだ。
表裏を一度に読む方式と、送り方を変えて両面を読む方式では通過の回数が異なる。読む頻度が多いなら、カラー300dpiなど同じ設定の両面速度とADFの容量を比べる。原稿台で一枚ずつ読めればよい人には、この性能へ費用を掛ける必要は小さくなるよ。
廃インクはどうなる?
ボトルさえ買えば維持できると思っていた。
クリーニングで使ったインクを受けるメンテナンスボックスなども確認。自分で交換できる部品か修理が必要か、型番と費用を見ておこう。長く使うほど補充以外の手間も関わるよ。
清掃したインクが、紙に使われずたまるんだ。
そのための部材がある。G3390などで交換できる部材と型番を確認し、交換時に止めたくないなら入手先も見ておこう。ボトルだけで維持費が完結するという見積もりは避けたいね。
まとめて半年分刷るなら?
毎日は使わないけど一度に大量に出すよ。
量だけでなく間隔も考えたい。長期間使わない時の保管と再開方法は機種の説明書に従おう。定期使用が難しい白黒文書ならレーザーも比較できるね。
半年で千枚と、毎週少しずつでは使い方が違うね。
そう。インクを使わない期間の管理と、一度の給紙・排紙の手間を分けて考えよう。毎回長い清掃から始めるなら、低い一枚単価だけでは続けやすさを判断できないよ。
すぐ元が取れる?
一枚のコストが低いなら決まりかな。
本体差額と予定枚数を足し合わせるのが先。純正紙・交換部材も含めて、年に何枚使うかで判断しよう。実売価格の条件をそろえてから費用の記事で計算できるよ。
両面機能やADFも同じ条件にして比べる?
機能差があれば、差額の全部がタンクのためとは言えないからね。必要な機能をそろえた二台で、本体、消耗品、予定ページ数を比べると納得しやすいよ。
条件に合う候補の特徴と注意点
写真も継続して印刷
EW-M873Tの写真向け6色とEW-M757Tの5色を、用紙と写真の頻度から比較。文書ADF機の下位には置きません。
6色タンクでA4写真を刷る
顔料黒と染料の写真用インクを持つ6色タンク機。L判だけでなくA4作品も定期的に印刷する人に、交換方法と用紙対応を含めた候補です。
- インク・トナー
- 6色独立・インクボトル(顔料ブラック、染料ブラック、染料カラー4色)
- 最大印刷サイズ
- A4(リーガル対応)
- 機能
- プリント・コピー・スキャン
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 原稿台/詳細確認
確認しておきたい点たまに一枚なら本体投資が大きいことも。タンクだから印刷しない期間の手入れが不要になるわけではありません。
5色タンクを家庭の中心に
宿題や資料に加えて写真も印刷するなら、写真用の染料と文字向けの顔料黒を使う構成が候補。家庭向けのバランスを重視しました。
- インク・トナー
- 5色・ボトル補充式の独立タンク
- 最大印刷サイズ
- A4/リーガル
- 機能
- プリント・コピー・スキャン
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 原稿台/詳細確認
確認しておきたい点原稿は原稿台で読むため、大量のスキャンが必要ならADF付きも比較してください。
束の文書・FAX・両面原稿
GX7130の同時両面読取、EW-M678FTの自動両面給紙など、原稿を処理する方式から選びます。すべてが同じ両面読取ではありません。
同時両面読取で作業をまとめる
50枚ADFと同時両面読み取りを持つ業務寄りA4タンク機。毎日の書類処理量が多い人は、安い一枚より処理の手間も比較できます。
- インク・トナー
- 4色・全色顔料の補充式独立インクタンク
- 最大印刷サイズ
- A4(リーガル・長尺用紙にも対応)
- 機能
- 印刷・コピー・スキャン・FAX
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 50枚
確認しておきたい点大きさ・本体費用とも家庭の少量印刷には過剰になりがち。必要な月間枚数から判断しましょう。
ADFとFAXを備えるA4タンク
書類の印刷だけでなく、複数枚を自動送りで読み取る人に。自動両面読み取りも備え、家庭の仕事と紙の整理をまとめる候補です。
- インク・トナー
- 4色インクボトル
- 最大印刷サイズ
- A4(リーガル対応)
- 機能
- プリント・コピー・スキャン・ファクス
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 30枚
確認しておきたい点ADFの対応紙・両面対応サイズと速度を確認。一枚の両面を同時に読む高速方式とは区別しましょう。
全色顔料の業務向けタンク
カラー資料を継続して印刷する仕事場向け。家庭用写真タンクとは、インクの方式と給紙・原稿処理の使い方を分けて選ぶ機種です。
- インク・トナー
- 4色インクボトル
- 最大印刷サイズ
- A4(リーガル対応)
- 機能
- プリント・コピー・スキャン・ファクス
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 原稿台/詳細確認
確認しておきたい点公称耐久や枚数は保証期間とは別です。交換部材と保守費、設置に必要なスペースも見積もりましょう。
仕事用の紙を扱うGX
書類をまとめて印刷し、ADFやFAXも使う自宅兼事務所向け。小型機から一段広げ、用紙の置き方や給紙機能を重視する候補です。
- インク・トナー
- 4色顔料・補充式
- 最大印刷サイズ
- A4
- 機能
- プリント・コピー・スキャン・ファクス
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 35枚
確認しておきたい点本体寸法に加え、後ろの給紙や原稿カバーを開いた範囲も確保してください。
GX1030に原稿処理の選択肢
全色顔料のコンパクト機で、ADFとFAXが必要な人向け。GX1030との違いを用途に置き換えて選べます。
- インク・トナー
- 4色顔料・補充式
- 最大印刷サイズ
- A4
- 機能
- プリント・コピー・スキャン・ファクス
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 35枚
確認しておきたい点FAXには対応する電話回線の条件が必要です。スマホだけの家庭で自動的に使える機能ではありません。
文書を印刷し、一枚ずつコピー
原稿台で足りる場合の比較。顔料/染料構成と給紙・自動両面・接続を選びます。
全色顔料の小型GX
カラー資料や文字を普通紙へ出す用途で、全色顔料とコンパクトな構成を重視する候補。読み取りは原稿台で足りる人に向いています。
- インク・トナー
- 4色顔料・補充式
- 最大印刷サイズ
- A4
- 機能
- プリント・コピー・スキャン
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 原稿台/詳細確認
確認しておきたい点FAX・ADFを使う人はGX2030などへ。写真用の5・6色モデルと同じ目的で選ばないように。
カラー資料を日常的に出す
写真作品より、日々の文書とコピーを中心に使う人の候補です。無線だけでなく有線LANも必要な置き方から検討できます。
- インク・トナー
- 4色インクボトル
- 最大印刷サイズ
- A4(リーガル対応)
- 機能
- プリント・コピー・スキャン
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 原稿台/詳細確認
確認しておきたい点大量の連続読み取りにはADF付きが便利です。使わないFAX機能のためだけに上位機へ進む必要はありません。
Gシリーズで自動両面も使う
染料カラーと顔料黒の4色タンク。普通紙中心の印刷を増やしつつ、コピー・スキャン・自動両面も欲しい家庭の候補です。
- インク・トナー
- 4色・補充式独立インクタンク(染料カラー3色+顔料ブラック)
- 最大印刷サイズ
- A4(リーガル・長尺用紙にも対応)
- 機能
- 印刷・コピー・スキャン
- 自動両面印刷
- 対応(用紙条件あり)
- 原稿台のサイズ
- A4
- 原稿送り
- 原稿台/詳細確認
確認しておきたい点顔料カラーのGXシリーズとは別の構成です。水濡れやマーカーの用途は用紙条件まで確認しましょう。
選ぶ前の確認メモ
- 最大用紙と、印刷・コピー・スキャンそれぞれの対応サイズを分けて確認する。
- ADFは片面か両面か、必要な原稿を自動で読めるかを確認する。
- 本体と交換消耗品の総額、給排紙を含む設置空間を確認する。
参考資料
- ※1EPSON EW-M873T:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※2EPSON エコタンク EW-M757TW:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※3Canon G3390:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※4Canon MAXIFY GX1030:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※5Canon MAXIFY GX2030:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※6Canon MAXIFY GX4030:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※7Canon GX7130:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※8EPSON EW-M678FT:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※9EPSON EW-M638T:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※10EPSON PX-M791FT:国内仕様・消耗品条件 ↗
- ※11ブラザー:2025年A4新製品とインク方式 ↗
- ※12エプソン:印刷コスト・速度の測定条件 ↗
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